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上々堂(shanshando)三鷹

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2009年 04月 15日

大麻

私は、アルコール以外の毒はカラダに入れない方針。
というより、虚弱なあまり副流煙のニコチンすら吸い込
んでしまうと、喉や胃が痛くなる体質なので、残念ながら
オランダに行ったときも、ソフトドラッグが手に入るKAFE
に立ち寄らなかった野暮天だが、最近の白々しい大麻狩
りには正直義憤を覚える。

自分が体験がないものを断言するのはなんだと思うが
大麻が煙草よりよほど害の少ない嗜好品であることは
どうやら事実のようであるのに、大仰に摘発しまくってい
るのは、あきらかに政府だか官僚機構だがしらないが
とにかくこの国の権力の中枢にいる人々のミスディレク
ションだろう。


明治18年長井長義によって麻黄から抽出されたエフェドリン、
さらにそこから生み出されたメタンフェタミンは戦前戦中戦後
ヒロポンという名で家庭の常備薬として新聞広告すら打たれ、
軍部では兵士にこれを投与して、正常な判断能力を奪い、
戦術とも戦略とも言えない特攻などという愚策に駆り立てた。
そういう歴史の遺物が現在蔓延しているシャブだとかエス
だとかスピードだとか言われる覚せい剤で、これはまさに悪質
極まりない物だと思うが、大麻がやがてそれらの薬物の使用
に至るゲートオブドラッグだというのは、正直言いがかり以上の
何物でもないと思う。

しかし事実大麻吸入者の多くが別な禁止薬物に手を染める傾向
が統計的にあきらかだとするむきもあるが、むしろそれはまったく
大麻取締法のせいだと思う。
禁制というのは破ることそのものが冒険心故に目的化されてしま
って、そこで味わうスリルが次の禁止薬物を使用する引き金とな
るのだし、そういう心理を利用する暴力団などの手によって誘わ
れているのだと思う。
禁止せずに、煙草同様に多額の税金を乗せて販売すれば税収
もあがるし、現在大麻を不法に扱っている暴力団等の資金源も
絶てるし、良いことばかりなはずなのに、そうしないのは吸入す
れば、平和な気持ちになり、闘争心などが失せるといわれている。
大麻の効用を怖れているとしか思えない。
権力者は国民を馬車馬のように働かせたいから、のんびり平和な
気持ちになられては困るのだろう。

by shanshando | 2009-04-15 13:32 | ■原チャリ仕入れ旅■


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