上々堂(shanshando)三鷹

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2010年 02月 04日

山谷ブルース VS 釜ヶ崎人情

昨夜、居眠りから目覚めてなんとはなしにテレビをつけたら
「SONGS」という番組で岡林信康が「山谷ブルース」を歌ってて
びっくりした。
いやぁ時代が変われば変わるもんです。
かつて放送禁止歌の代表的存在だったものを、NHKがやるなんて!

って、まぁそれほどのもんでもないですか、
公共のメディアっていうのは、昔は非人間的なまでにガチガチのモラル
をふりかざしているものと信じてましたが、実は大新聞社もNHKも結構
自分たちの利益保守しか考えてなくて、「モラルってえのは、時代に
よって伸び縮みするスケールなのよ、トーゼンでしょ。そんなこと!」
ぐらいにはみんな開き直っているから、ある部分非常に話が判るように
なって、こういう番組も創ったりするし、かとおもうと権力者におもねって
露骨な情報操作をするのも平気だったりする。
良いことなのか、悪いことなのかは、まぁ議論があるところだろうと思
いますが、要は受け止める側に「鵜呑み」をしない知性が要求されるのは
確かなようです。

遠からず新聞社はその営業形態を大きく変えざるを得ないだろうし、JALより
もっと絶望的な退職者年金の資金問題を抱えているNHKだって、改組の
話が出てきてもおかしくない、とよそ目に観ていて思うのだけれど、組織の
内側にいる人は案外呑気なのかもしれませんね。

新聞販売店で働いている知り合いが言ってたけど、最近やっぱり偏向報道を
理由に契約を打ち切る人が多くて、このままだとどうなるのか不安だと言っ
てましたが、高給取りの本社社員の人たちはひょっとしたらこういう末端の
労働者を切り捨てやすくする為に、敢えて部数削減を画しての偏向報道を
しているのかもしれません。新聞が紙メディアから脱却するのに一番障碍に
なるのが販売店システムに関る人たちの処遇でしょうからね。
「販売店を出てドヤ街へ向え!」それが昨日のSONGSのメッセージかしら?

さて、「山谷ブルース」ですが、昨夜はピアノ伴奏が山下洋輔という豪華版
で、こんなの二度と聞けないと思いましたが、番組は意外と短く、次週も
この番組ではこういう凄いのを、やるのかと期待して予告を観たら、
なんだか聞いたことのない、歌手らしきおじさんがクネクネしてて「なんじ
ゃい?これ?」
歌う時に踊るなとは言いませんが、一応公共の電波ですから、美醜の基準は
しっかり確保していただきたいものです。

表題の件ですが、さまざまご意見好みはあろうかと思いますが、私は「釜ヶ崎
人情」に一票!
20代の頃立ちんぼを(戸山公園ですが)やってた経験から、より楽観的なほうが
実際にその場に直面している人間の気分としては合うと思うからです。
以下に、歌詞を並べてみますので、読み比べてみてください



山谷ブルース

 岡林信康 作詞/作曲


今日の仕事はつらかった
あとは焼酎をあおるだけ
どうせどうせ山谷のドヤ住まい
他にやることありゃしねえ


一人酒場で飲む酒に
かえらぬ昔がなつかしい
泣いてないてみたってなんになる
今じゃ山谷がふるさとよ


工事終わればそれっきり
お払い箱のおれ達さ
いいさいいさ山谷の立ちん坊
世間うらんで何になる


人は山谷を悪く言う
だけどおれ達いなくなりゃ
ビルもビルも道路も出来やしねえ
誰も分かっちゃくれねえか


だけどおれ達や泣かないぜ
働くおれ達の世の中が
きっときっと来るさそのうちに
その日は泣こうぜうれし泣き


釜ケ崎人情

 もず唱平 作詞
 三山 敏 作曲


立ちん坊人生 味なもの
通天閣さえ 立ちん坊さ
だれに遠慮が いるじゃなし
じんわり待って 出直そう
ここは天国
ここは天国 釜ケ崎


身の上話に オチがつき
ここまで落ちたと いうけれど
根性まる出し まる裸
義理も人情も ドヤもある
ここは天国
ここは天国 釜ケ崎


命があったら 死にはせぬ
あくせくせんでも のんびりと
七分五厘で 生きられる
人はスラムと いうけれど
ここは天国
ここは天国 釜ケ崎



ちなみに釜ケ崎は昭和42年 山谷は昭和43年の作品です。
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by shanshando | 2010-02-04 13:41 | ■原チャリ仕入れ旅■


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