上々堂(shanshando)三鷹

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2011年 09月 09日

行こか戻ろか

三月の震災以来の辛さが一気にのしかかってきた感じで、
八月はついに一度も更新できなかった。
辛さ……の具体的な内容に関しては、おそらく日本中で多くの人が共有していると
思うので、あえて言うのはよそうと思うが、さまざま複層している事態を一言でまとめると、
「先行きの見えなさ」ということだろうか。

実際いろいろ考えた中で、一時は真剣に拠点を関西に移そうかとも思い、
事実、帰省のついでに状況の調査などもしてみたが、結局踏み切れないでいる。
景気という点、放射能汚染リスクという点では、確かに関西のほうが展望が持てそうな
気がするが、要は51歳になった私自身に新天地であらたなチャレンジをする気力が
残っていないことが一番の理由だ。
幼い子供たちの健康を考えると、ぐずぐず考えて動かないことは、あるいは罪作りなの
かもしれないが、タツキに見通しがつかない以上軽々に動くことはできない。

スーパーには一時は影を潜めていた東北産の野菜が堂々と並べられるようになってきた。
国は安全だというが、震災以来あれだけ嘘を連発しておいて今さらそれを信じろというほうが
無理だろう。もし「嘘など一度もついていない」と尚言い張るなら、それは国民を嘗めすぎだ。

我が家ではずっと玄米食できたが、この秋からはやはりせめて白米にしないといけないだろう。
九州在住で農業関係者と縁の深い仕事をしている友人に聞くと、今や九州で有機栽培をやって
いる農家は引く手数多で、むしろ品不足になっているらしい。
千円の野菜セットに千五百円の送料がかかっても、注文があとを絶たないらしい。

昨日、原子力災害の統合記者会見を見ていたら、未だに東電は発災当時の記録文書を
黒塗りでしか公表していないらしい。曰く核防護上の理由と、知的財産の保護の為だというが、
犯罪者が犯行の証拠を黒塗りで隠蔽して提出して、それをまた当局が容認するなんていう
ふざけた話が通用するなんて、この国のどこが法治国家なんだ?
叫んでも届かぬ憤りはまた胸の中に空虚な闇をつくる。
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by shanshando | 2011-09-09 15:31 | ■古本屋子育て日記


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