上々堂(shanshando)三鷹

shanshando.exblog.jp
ブログトップ
2005年 09月 23日

古本屋の掃苔帖 第六十三回 フランソワーズ・サガンと西郷隆盛

ついにこういう日が来てしまった。
毎日、前夜に次の日に書く人の人生のあらましをネットで
調べ、かつ必要と思われる本を置いてる図書館をやはり
ネットで探し、次の日の朝バイクで借りに行って、仕事の
合間に速読する、そして夜店番しながら書くということを
続けているわけだが、今日は朝から出張買取の大ラッシュ
で、ついに図書館による時間がなかった。
というわけで、今日は予定していた人の資料が手に入らず、
致し方なくという事もないが、裏技。

フランソワーズ・サガンと西郷隆盛。
まったく、なんの接点もない二人である。
死生観は真逆である。
サガンは18歳の時「私がいつか死ななきゃならないなんて
言語道断だと思うわ」と言った人であり。
西郷は始めから死ぬつもりで、自分を慕う不平士族たちに
あえて担ぎ出された。つまり他人の不平につきあって死んだ
人である。
両方とも私はあまり関心がないが、予定していたA氏が駄目な
以上このどちらかで書かなきゃいけない。
どちらかというと西郷のほうが昔からいろんな本で読んで、知っ
ている事も多いが、前記した死生観の違いを見るとサガンのほう
が私ごのみだ。
さっそく、「ブラームスはお好き」を読んでみた。
すぐ読めちゃう。改行が多くて、会話が多いものは速読むきですね。
えーと、うーんこれってハーレクィンの元祖みたいなもんですか?
たまたま、店(ゴゴシマヤ)を訪ねてきた友人のS君に聞いてみると、
「サガンはセレブな人達が読むものだから、石丸さんには無理。」
だそうだ。
セレブね、ふーんセレブ。…セレブというのはなんですか?
最近ボク、目の前で知らんカタカナ言葉いわれると噛み付く癖が出
てきたので注意してね。
サガンは若い頃にも自動車事故で死にかけてる。外国の女の人は
お金持ちになるとすぐにスポーツカー欲しがりますな。

若い頃死にかけてるのは西郷も一緒で、月照という坊さんのおつき
あいで死にかけてる。よっぽど付き合いで死ぬのが好きな人だった
んだね。
まったく縁のない二人だが、同じ命日の者同志あの世で仲良くしちゃ
ってたりするかも?
西郷は51歳で死んでるから、69歳で死んだサガンより年下だから、
サガンって年下ごのみなんでしょ?
「サイゴーサーン」「サガンどん」なんっちゃってさ。
西郷って(あの肖像は偽者らしいけど)目がパッチリして可愛いし…。

フランソワーズ・サガン 2004年9月24日享年69歳。
西郷隆盛1876年9月24日享年51歳。
サガンの死因は心臓疾患。
西郷は自刃。お腹切って、首チョンパね。あーおそろし。

ところで、西郷さんの銅像が連れてるあの犬の名前は「ツン」だそうです。
ツン
[PR]

by shanshando | 2005-09-23 22:21 | ■古本屋の掃苔帖


<< 古本屋の掃苔帖 第六十四回 松尾和子      中上健次 >>