上々堂(shanshando)三鷹

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2005年 12月 22日

古本屋の掃苔帖 第百三十六回 A級戦犯の七人

2005年12月22日現在、サッダーム・フセインはまだ生きている。
金正日も麻原彰光もジョージ・ブッシュも生きている。

確か大学に少しだけ顔をだしていた時に聴いた気がするが、法律
用語でいう悪意とは、「行為に対して意識的であった」事を意味し、
逆に善意とは早い話が「知らないでやっちゃった」事を意味する
らしい。(間違ってても叱らないで!)
つまり、自分では良かれと思ってやったことが何かあったとして、
その結果が人に喜ばれることであったとしても、またその逆でも、
それは「悪意をもってやった」という事になるのだろう。
例えば、「悪意を持って上司の肩をもんだ。」とか、「悪意をもって路上
に落ちていた紙屑を拾った」というような言い方ができるわけで、
結果上司が喜んでくれたり、街が綺麗になったとみんなに誉められたり
すれば、何も問題はないのだが。もしも握力が人並み外れていたりして
上司の肩の骨が折れてしまったり。拾った紙屑が有価証券であったり
すると事はすこしややこしくなる。

悪意をもって平和を乱すやつは、これは厳重に処罰されるべきであるが、
問題は平和の概念が定まっていないことだ。
Aのグループにとって平和といえる状態が、Bの人たちには平和とは言え
ないかもしれない。悪意をもって自分の平和を押し売りに行ったりしては
いけないのだ。
そこんとこを間違った為に処刑されっちゃった人たちが今日の主人公なのだ。
たぶん‥‥、好意的に見るとするとだが‥‥。
いやいや、勿論彼らにはもっと一般的な意味合いで悪意があったと考えるの
が普通だろうけどね。
しかし極東軍事裁判に関しては明らかに裁く側、簡単に言っちゃうと米英の
悪意のほうがあからさまで、史料を読んでいると腹が立ってきますな。
あれだけの非戦闘員の大量虐殺を行ったことが、裁かれないままでいいわ
けはないと思うんだが。
東條たちが死刑なら。、アメリカ大統領だって死刑だろう。普通。
まぁ、公平性の問題は別にして、今日の主人公たちは罰せられるだけの事は
確かにした。だから殺された、問題はあっちにもこっちにも罰を受けずに頬
かむりして生き延びたやつが、その後もでっかいつらをしてたことだ。

1948年の明日12月23日、A級戦犯を処刑。
板垣征四郎 63歳 木村兵太郎 60歳 東条英機 64歳 土肥原賢二 65歳
広田弘毅 70歳 松井石根 70歳 武藤章 56歳
刑の執行をその日 つまり当時の皇太子の誕生日にしたのは、明らかにマッカサー
の恫喝だろう。
「属国になるっちゅうことで、天皇の命は勘弁しちゃるけど、さかろうたらどうなるか
わかっちょるやろね。」というわけですね。
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by shanshando | 2005-12-22 17:54 | ■古本屋の掃苔帖


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