1960年生まれの私が、三木のり平の名前から素直に思い出す
のは、やはり「のり平アニメ」だ。「日曜娯楽版」には全然間に合っ
ていないし、「駅前シリーズ」の営業部長も勿論テレビ放映で観た
けど、子どもとして一番印象に残っているのはどうしても、「のり平
アニメ」
桃屋という会社は、よほど律儀な会社だと見えて、会社のイメーヂ
作りに貢献した三木のり平のメモリアルを後世に伝えるべく、ホーム
ページに昔の資料を公開している。
「のり平アニメ」は全部で300本以上作られたらしい。
記念すべき第一号は「助六篇」で、歌舞伎の「助六由縁江戸桜」
(すけろくゆかりのえどざくら)のパロディ。主力商品「江戸紫」は、
助六の巻いている鉢巻の色にちなんでつけられたとか。
ホームページ上で懐かしいアニメコマーシャルを観ることができる。
さすがにもうすっかり忘れていたようなのもあって、観ていると幼い頃
のあれこれが蘇る。
のり平氏の死後は息子ののり一氏が声をやっていたらしい、ほとんど
聞き分けがつかない。
三木のり平は、1999年の明日1月25日、肝腫瘍のため亡くなっている。
享年74歳。