上々堂(shanshando)三鷹

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2006年 11月 09日

古本屋の掃苔帖 第三百三十七回 藤井康男

相当たちの悪い風邪が流行っていますね。
私も、もうだいぶよくなったと思っていると、夜寒気に襲われ、高熱
のため安眠できない日が続いています。
昨日はそれでも、出張買取りが2軒、あいまに以前から気になってい
た吉祥寺の「よしむら」という蕎麦屋で昼食をとったのですが、昼の
セットに付いている地鶏の親子丼、しょっぱくって目まいがしました。
風邪のせいでしょうか?一昨々日に西荻の牛角食堂でとった食事も
しょっぱかったけど、これはどうせ店が店だから諦めもつきましたが、
「よしむら」は店構えにセンスがあって、蕎麦そのものは美味しかっ
たし、タレも程よかっただけに残念。卵や鶏肉にも凝ってるようだっ
たけど、まさか丼の味付けに蕎麦用のかえしをそのまま使ったわけ
じゃなかろうな?と、まぁ私の不調のせいでしょう。

ごめなさい、嫌みな爺で。
とにかく、二軒目の西荻の買取りを終え、近所のGEOへ。
風邪ひいてから悪癖がついて、寝ながらパソコンで映画を観るのです。
邦画のコーナーを物色するも、なかなか観たい映画が見つからない。
情報誌とか、ネットやテレビでさかんに宣伝している映画には疑念を持
っているので、なるべく聞いた事のない、しかし監督出演者などが信じ
られる物を探すのですが、どこのレンタルショップも邦画は貧弱で…。
結局借りたのは、大林宣彦「なごり雪」。
イヤッ!わかりますっ!今「エエーぇ〜」と言いながら眉を八の字にし
たでしょう。
大アマ、めちゃ臭さ、ノスタルジーなんです。
そうです。ノスタル爺なんです、私。
別につるんで世間の非難を免れよう、というわけではありませんが、友
達も多くはノスタル爺にノスタル婆なんです。
非難して下さい。蔑んで下さい。アザケ笑ってください。
しかし、みなさん映画はやはりノスタルジーにつきます。映画館のあの
匂い、あの闇、上演前の喧噪が暗転と供に引いていくあの興奮。
本当は映画は寝床で横着して観るものじゃないんです。でも易きに流れ
るのが人の常。わずか100円で都合のつく時に、観たい映画が観られる
この便利さ!これは抗し難い!
しかし、それでも映画はテレビドラマとは違う。いや違って欲しい。最近、
ドンドンその差が無くなっている気がするけど、不幸にして映画館のあの
ときめきを知らない世代はともかく、私たち昭和の子どもは、いつまでも
ノスタルジーと決別できないのです。

さてそして夜、大林はいつもながらにというか、いつもに増して臭く甘くノ
スタルジーを唄いあげ、私は映画の余韻に浸りながら消灯。
時刻はまだ精々9時くらいだったでしょう。夕食後に呑んだ薬が効いて2時
間たらずは気持ちよく眠りましたが、突然腰の辺りから寒気が昇って来て、
私は大慌てで、用意していた「貼るホカロン」を頸椎の下に、なんとか寒気
が治まったと思ったら、今度は咳。それも肺の粘膜をスチールたわしでこす
りつけるような辛さ。急いで今度はベポラップにトローチ。熱はドンドン上が
ってくる。頭に保冷剤を巻き付けて、もう暖めたり、冷ましたり大騒ぎ!これぞ
まさに人体のエルニーニョ現象かっ!と何故か頭の中で古館伊知郎が叫ぶ!
結局一晩に三度汗でグショグショの寝間着を着替えて、空が白む頃にわず
かに又一睡。

さて、ここまで掃苔帖とまったく関係無さそうな話、誰がお前のしょーもない
日常を聞いとんねん。大体藤井康男とは誰じゃ?
いやいやお怒りはごもっとも、藤井康男氏は1995年の明日11月10日に亡く
なった龍角散本舗の三代目社長。人材登用におけるグッピー理論なるものを
展開したりされていたようですが、とくに面白い話しでもないので割愛。
とにかく只只私として言いたいのは、
御本といえば上々堂!
失礼しましたぁー
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by shanshando | 2006-11-09 16:34 | ■古本屋の掃苔帖


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