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2011年 04月 14日

戦後の日本とは違います。……あたりまえだけど

震災以来、どうしてもTVをつける機会が多い。
子ども達も地震予知の警報を聞いただけで、何も言われなくても、
テーブルの下にもぐりこみ、親が安全を確認するまでは出てこない。
そうした子ども達の姿を見るだに、将来を考え切なくなる。

昨夜、TV朝日で池上彰という、頭が悪いのでなければ、かなり不正直の
おっさんが目に涙を浮かべながら、妄言を吐いていた。
「被災した街を見て、かつて戦災に焼き払われた日本の各都市を思った。
あの絶望的な焼土からも我々の親達の世代は日本を超大国にまで
復興させた。その子孫である我々にもそれが出来ないわけがない。」というの
が、その大意。

今回の災害と壊滅における絶望的な要素は、幼稚園児でも知っている通り、
原子力発電所の事故であり、これは明らかに戦後の高度成長経済を推し進
める為に、我々の親の世代が犯した判断ミスである。
勿論、多くの人々には自分達がこんな危険なものを選択したなどという意識は
ないだろう。しかし、原子力発電の危険性はずっと言われ続けきたのであり、
日本が火山列島であり、地震頻発地帯であることを知らなかった人など、ほとんど
いないだろう。
一庶民としてそれを選択する判断など問われた事がないという、言い訳など通用し
ない。異議を称えないことは容認したも同然だからだ。

また、戦後の経済発展には、戦勝国に比して圧倒的に安かった国内労働力が
寄与したことも中学生、いや小学校も高学年ならわかりそうなことだが、池上某くん
はその点も無視している。

もう戦後のような奇跡の復興などありえないし、必要ない。あるべきは拝金主義を
廃して、生命や環境が重視される質的な復興である。
「世界は原子力ルネッサンスなのだから、日本の原子力技術をさらに高めることこそ
必要だ。」などという言説は問題にならない。第一、唯一の被曝国でありながら、今
度は自ら進んで最悪の原発事故の被害国になった国の技術など、誰が欲しがるか?

もしかしたら、この国の国民は現在ある54基の原発すべてで、同様の事故が起こら
ない限り目が覚めないのだろうか?
先日の都知事選では、原発推進派の石原慎太郎が当選した。
つまり、都民は原子力発電を是認したわけである。
これからも原子力こそエネルギー政策の主流であると、東京で使うエネルギーは原子力
発電で作りつづけると、言明したわけである。
いいだろう、しかしそれならば当然発電所は都内に造るのが道理である。
石原都政の副知事猪瀬直樹は、東京に原発を造るという件に関して、「それは暴論だ!」
と吼えていた。福島の人は、一体誰が言っていることを暴論だと思うだろ?

復興構想会議なるものを立ち上げたとの報道もあったが、福島原発の事故はいつのまに
収束したのだろう?まさかこれからどうなるかも判っていないし、今回の事故原因も確か
められていないのに、とりあえず復興しちゃおう!とか思っているんだろうか?
脳が腐っているのかもしれない。

今は、拙速な復興議論より、事態の収拾を万全にし、原因を特定して、反省の上に
これからのヴィジョンを考える時である。ヴィジョンなき復興構想など税金の無駄遣いで
しかない。
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by shanshando | 2011-04-14 13:56 | ■古本屋子育て日記