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2010年 11月 29日

本気?狂気?

「戦争なんて、もうたくさん。」
今紛争の真っ只中に否応なくいる人は別にして、正常な判断が出来る
大人のほとんどはそう思っている。……と思う、たぶん。
朝鮮半島で起こっている問題に関しても、できれば戦争になんか絶対
なって欲しくない。ほとんど全員がそう思っている。……きっと。
でも、そう思っている人の中でも実効的な権力の中枢にある人は、
たぶんこう思っている。「戦争はしたくないけど、問題の根本は解決しない
ほうがいい。」


私のような平均的な日本の庶民は、「早く南と北が平和的に統一されて
欲しいよね。」と思ってる。
けど、例えばアメリカ大統領は、「そんなことになったら、極東地域に
居る在留米軍が全部帰ってきちゃうから、ただでさえ不況なのに失業率が
またアップしちゃうじゃん!ありえねぇ~!」
とか思ってる。絶対に。
実質的に次世代の世界のリーダーの座を狙っていて、且つこの問題を
解決する最強のカードを握っている中国は、こんな美味しい状態をそんなに
あっさり手放してたまるか!と思っている。
ロシアもにたような状況だろう。
一番の当事者である韓国は、勿論国民レヴェルでは、民族の悲願として
平和な解決を願っているだろうけど、為政者や経済界の重鎮は、「借金
まみれの親戚が同居するなんて、とんでもない!できればこのまま時々
してあげる仕送りとか援助で我慢してね。」と考えているだろう。
李大統領の昨日の発言は、それを示唆している。
日本は、日本の為政者は、う~ん~、とにかくどうしていいんだか判らなくて、
アメリカも怖いし、中国も怒らせたくないし、韓国ともなかよくしていたいし、
関係ないけど、ロシアには領土返してほしいし、え~と、ど~し~よ~か~な~?
なんて思ってるに違いない。

本当に心から平和な解決を望んでいるのは、実は北朝鮮の庶民の人たちで、
誰かあのご飯を独り占めしているデブ親子をなんとかしてよ~という悲鳴が
聴こえてくるようだ。
きっと、私たちには想像も出来ないような過酷な冬が、始まっているだろうに…
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by shanshando | 2010-11-29 14:43 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 09月 02日

腕白礼賛

昭和35年生まれの私が、小学生だった頃にTVのCMで、
「わんぱくでもいい…逞しく育って欲しい。」というのがあった。
ハム屋さんのコマーシャルで、三船敏郎さんが白いTシャツ姿で
出てた気がする。
いわゆる「ゆとり教育」が議論されはじめた頃で、(実施は随分
後だけど…)世間的にもそんな風潮だったのだろう。
経済的には高度経済成長が失速して、それでもなお「安定成長」
とか言われて、大人たちは銭儲けに忙しく、
「子供なんて、ほっておきゃ育つよ…」とは云いにくいけど、
「まあ、わんぱくでもいいから元気で、健康に育ってくれりゃ、
それでいいよ。ねえ、手が罹らないのが一番。エートそれより銭儲
け銭儲け。」という感じで、そういう流れの中でやがて少子化時代
がやってくるわけです。「あっそーか、面倒なら造らなきゃいいん
じゃん!」ってわけです。

そういう時代にあって、自慢じゃないがその頃の私は本当に元気の無い。
つまり腕白でもないかわりに逞しくもない。家の中で本ばっかり
読んでいて青白く、たまに追い立てられるように外に遊びに行くと
泣かされて帰ってくる。高学年になると姿勢が悪いから肩こりが
酷い、まぁ大人から見ればこれ以上はないほどイヤな子供でした。
本を読んでいるから成績がよかったかというと、これも得意な科目
だけが少しましで、音楽と体育のある日はもう学校にいくのが辛くて
辛くて、給食もなかなか完食できないし、休み時間はどうすごしたら
いいかまるで見当がつかない。人生がもう一度やり直せると言われて
も、小学生時代だけは絶対パスしたいと真剣に思ってます。
父親なんかそういう私を露骨に嫌ってましたから、自分でも自分が
好きになれるはずありません。

そんなふうに世間や親の「腕白礼賛」をひがめで見ながら育ったクセに
私も親になるとつい「腕白礼賛」をしちゃってるのに最近気づきました。
ご都合主義ですねー。馬鹿ですねー。
やだやだ。まぁ時代に関係なく大人は「手の罹らない子供」が好きなんだ。
だって子供って本当に邪魔臭いもん。
でも邪魔臭かったらはじめっから造らなきゃいいんです。お国がなんと言おうと…。
でも、もうできちゃった子供なら一生懸命付き合わなくっちゃ…。
しんどいけどね。

Q子P子、今朝もご飯せきたててゴメン。本当はおとうちゃんもご飯なかなか
よう食べれんかったのや、でも、やっぱりちゃんと食べんと病気になるから、
食べてほしいけど、まぁ無理な時もあるよな。神さんバチあてはるかもしれんけど、
その時はおとうちゃんも一緒にあたっておくから、まあボチボチ頑張ろうね。

なんか、子供の本をずっと扱ってきて、子供の気持ちわかるつもりだったけど、
やっぱり実際に子供をもつと大分視点が変わりますね。もっと絵本以外の児童書も
頑張るかなぁ…。
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by shanshando | 2010-09-02 15:21 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 08月 27日

おとなのたのしみ

三日続けて店に出ず、子守りをしていた。

昨日は朝から免許の更新で、午後家人に連れられ店に来ていた
Q子とP子を自転車に乗せ、熱署の中まずは境のヨーカドーへ、
Q子が幼稚園で使う上履きを新調しに行った。ほんのちょっと前
に買ったばかりなのに、もうつま先が窮屈になったらしい。
夏休みの間プールで遊びまくったので、急成長したのかしらん。
ついでにヨーカドー内のラーメン屋で食事。
一人でなら絶対に入らないタイプの店だが、二人の幼児連れと
あっては味は二の次…。

買い物を済ませたあと、キッズコーナーで放牧の後外に出ると
相変わらぬ熱気、前後に二人を乗せ上水沿いの遊歩道を選んで
三鷹まで、途中無人店を見つけた。
見事に艶やかな茄子が4本入って100円、思わず購入したところで
子供たちが茄子嫌いなことを思い出す。
いいさ、たまには大人だけのお楽しみ、おそらくは真っ黒なビジ
ュアルが駄目なのだろう、変な形のレンコンは大好きなくせに…。

無人店は柔和な熟年男性が経営されていて、垣根の向うに見えていた
葡萄がまもなく熟すので、来週には売られるとのこと、葡萄は
Q子が好きだから買いに来よう。
吉祥寺から程近いこんな場所で野菜作りをして、道行く人に安価に
割愛されている店主の男性の柔和さの理由は想像するに余りある。
いいなぁ、「おとなのたのしみ」だ…なあんて考えながら、三鷹
から吉祥寺を通り、西荻窪へ、途中なずな屋がちゃんとやってるか、
様子見して家に、

家に着くころにはQP二人ともぐっすり眠っているのを起こして、
そうでなくとも毎度大抵抗するP子をQ子とあやしながらシャワー
を浴びさせ、ふたたび寝付く前に手早く簡単な夕食のプレートを作って
食べさせる。ところが現金なもので、食べている最中からふたりとも
おふざけを始め、もうギンギン。おいおい、早々に寝てくれたら
一人静かにビールを楽しもうと思っていたのに……

しょうがなく、寝室にノートパソコンを持ち込みアニメ「マイマイ
新子の千年の魔法」をつけてやる。
このところQ子がこれに大ハマリで、Q子が喜んで見ているとP子
も判らないなりにご機嫌。中で描かれる昭和30年代の風俗は私自身
も懐かしいので、ビールを飲みながら2回目の鑑賞。
ビデオの終了とともにQPも寝つき、父ちゃんは漸く読書、と思ったら
いつのまにか寝ていた。
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by shanshando | 2010-08-27 16:31 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 08月 23日

パパゴン

4歳の娘に毎朝ひらがなと、数字を教えている。
自分でも意外なのだけど、教育パパゴンなのだ。

遅くにできた子供だから、当初は「とにかく元気に…」と
本当にそれだけしか考えなかったが、成長の過程を見守っている
と欲が出て来た。
シュタイナー教育では、6歳まで文字を教えないというし、
早期に文字を教えると、イマジネーションの伸びやかさを削ぐ
という考えにも、充分理解できる部分があるけど、早起きの
子供たちは、早朝のその時間ほっておくと、結局TVを観ている。

文字を早期に教えることの弊害とTVの弊害はくらぶべくもない。
いっそ地上デジタル化を期にTVを家から追い出せば良かったのだが、
買ってしまった以上、家内も私もやはり週に一回くらいはスイッチを
いれてしまう。(私が居ない間に家内はもっとつけてるかもしれない)
親がそのザマでは、子供にいくら「TVは毒だ」と教えても説得力がない。

「天気予報とか災害情報は必要でしょう。」とかいい訳ばかりしてしまう。
本当を言えば、そういう情報はネットで充分だし、ニュースなどは明らかな
世論誘導の具になりさがっているので観るに値しない。
今のが潰れたらも絶対に買わないが、貧乏性の哀しさで、高価な買い物を
思い切りよく捨てることができない。

しかし親の愚かさを無反省に子供にまで押し付けるのは罪悪だ。
私が不在の時はもうなんともしようがないが、いるかぎりTVはつけさせない。
ただ無理やりは通らないから、親の商売柄本に対する関心が高いのをいいことに
朝の時間はお勉強にすることにして、教材などもいろいろ自作して、子供の
関心の動向を見守りながら教え方を工夫すると、意外と子供はTVなどより
楽しそうだ。
考えてみれば当然で、TVは一方向的に語りかけるだけだけど、父ちゃんは
自分だけを見つめ、自分の問いに答え、褒めてもくれる。自分が子供でも
こっちのほうが楽しいだろう。

起き抜けでまだボンヤリしている時には、冷たい水や果物を口に入れてやり、
朝食までの小一時間勉強に集中させる。成果は徐々にあがってきて、結果の
積み上がりが子供の目にもあきらかなようにしてやると、もう病みつきに
なって、主体性をもってきた。勿論父ちゃんも子供の進歩が嬉しい。
朝はやくに兎に角きちんと日課をこなすというのは大人のメンタルにも良い。
ただ……、子供はだいたい6時に起きてくるから、それまでに朝食の準備を
先に整えておく必要があり、となるとやはり5時台の起床。
今は夏で起きやすいが、寒くなってくると起きられるかどうかが、若干不安である。
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by shanshando | 2010-08-23 12:39 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 08月 16日

やせがまん

もうなんだかずっと続いている感のある不況に加えて、この夏の
猛暑はあらゆる業種を圧迫しているらしく、どこでもかしこでも
値下げ競争が烈しい。
牛丼値下げ競争とか、コンビニおでん70円とか、先日はついに
レンタルビデオ一週間80円というのをみつけた。

まぁレンタルビデオなんて、ネタが古くならないうちに安くても
貸しまくったほうが、きっと採算が採れやすいんだろうなと、思
うけど、値下げしてそれでも成り立つものなら、元の価格はいったい
何だったんだ?と思わされてしまう。
食品の場合は、品質の安全性も心配になりますよね。

大胆な値下げ商戦を展開するのは決まって大資本で、つまりそういう
処の商品は元々利幅が充分にとってある。
個人営業の小さなお店は真似できないから、飲食なら今までやって
なかったランチを始めたり、営業時間を延長したり、……とはいっても
新たな人員を増やしてそれに充てると結局不採算だから、店主が
自分でやる、つまり身を削ってなんとか存続を図るわけだ。

もちろん上々堂の営業だって楽ではない。イヤはっきり云って結構
しんどい。しかしつくづく思うのだけれど、大企業の営業担当者の
目から見るとこんな商売の仕方はアマちゃんもいいところなんだろうな…。

春先に伊勢丹跡地で出店をやった時に、大規模な展開をしているご同業
の人に漫画の値段をすごく安くつけても売れにくいと愚痴られ、
「あのぉ、ウチはもう10年近く漫画はあんまりやってないんで、判んない
ですよね……」と答えたところ、
「えっ?西荻窪はやってないでしょうけど、三鷹ではやってるんでしょ?」
と言われた。
つまり、興居島屋は澄子氏の意向でやってないんだろうけど、上々堂では
やってるんだろうと思われていたわけだ。
まぁそりゃそう思うよね。この不景気にあれは扱うとか、これは扱わんとか
云ってたんじゃ食ってけませんよ。
私だって、もう漫画なんて見るからに採算が取れにくそうなもの今さら扱おう
とは思わないけど、ゲームとかはやったほうがいいのかな?とも思ったり
する。

このあいだも店に来たお客さんで、結構マイペースに話す方が、自分が関心
を持っているヨットレースだかなんだかの本を置いてないかと聞かれ、そも
そも何のことを云われているのか判らない私が、
「え~と、どちらの出版社から出ている。なんという本でしょ?」と訊ねた
ところ、ご勘気に触れたらしく、
「どうせ、ここは自分の好きな本しか置いていないんだろう!」と怒鳴って
出て行かれた。
あまりの仰せに偶々居合わせた他のお客様が、「塩撒いといたほうがいいんじゃ
ない?」とご忠告くださったが、無闇に塩なんぞ撒くと、砂糖と勘違いした蟻さん
に迷惑だからやめといたが、でも成る程、そういうふうに思ってる人も多いんだ。

はっきり云っておくが、私は「好きな本しか扱わん!」などと云うほど傲慢
でもないし、好きな本だけで店を埋め尽くせるほど博識でもない。
ただなんとなく、置きたくないものは一生懸命集めなかったりしてるうちに、
お客様のほうで、あの店はきっとこんなのが好きだろうと想像して、持ってきて
戴いたいて、それで初めてそれまで知らなかったことを知るようになって、
「面白いなぁ~」と思うと店の中でも目立つ位置に置いたりするから、次第に
上々堂カラーみたいのが出来てくるだけだ。

漫画をあんまり扱わなくなったのは、流行を追いかけるのが面倒くさくなった
からだし、ゲームは自分でやったことがないから良し悪しが判らないからである。
でもそういうのは、やっぱりこういうご時勢には通用しないのかしら?
漫画はともかくゲームは単価も高いようだから、高価買入、安価販売でも流行を
見逃さなければ、利益は出やすいのかもしれない?
でもねえ、気が進まんです。気が進まんからやらんのです。
こういうのは、ね?やっぱりアマちゃんでしょう。大手の営業さんはとても務まらん
でしょう。
いいですよ、死なない程度に生きときますから。
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by shanshando | 2010-08-16 13:07 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 08月 08日

古書店の棚は意味ある偶然によって構成されていること

今朝、「美酒と革嚢」という本を仕入れました。
これは伝説の出版社「第一書房」を立ち上げた人物に関する書物
なのですが、そのことはひとまず置いてですね。
先週私は宇野信夫という劇作家に関して調べていて、彼が書き下ろした
創作落語「大名房五郎」に関係して、安土桃山から江戸初期に亘って
活躍した画家 岩佐又兵衛に関して調べたのです。まぁ興味深い人ですが、
これもやはりひとまず置いて、
そのもっと前の週、私は非常に個人的な関心もあって棚にあった伊藤文学氏の
著書を読んでいたのです。

こういうことが、本当にたまさかあるのですが、毎週諸方面から売って
いただくに任せて仕入れ並べている書物群のなかから、まったく無意識に
拾い出した情報が偶然の糸で結ばれていることに後で気づかされて、驚かさ
れる……これは、ひょっとして、なにか…チョーエツ的な存在に意図され
ている………なぁーんてことはまぁないですが。ちょっとした不思議であ
ります。

あの、なんのこっちゃい?とか思っています?
まぁご存知の方はこの三つの体験がどういう関係の糸に結ばれているか、すぐ
判っちゃってると思うんですが、関心がなければ「なんのこっちゃい?」
が普通だと思います。

歴史的な時系列に直して、関係を書いてみます。
まず岩佐又兵衛、この人は荒木村重の庶子で、後年浮世絵といわれる絵画の
始祖だともいわれています。その画風はかなり個性が強く、なかでも東京国立
博物館に所蔵されている舟木本 洛中洛外図屏風は数ある洛中洛外図のなかでも
見ごたえのあるものだとされています。
時代は下って昭和3年、神田の超名店一誠堂さんによって、この又兵衛さんの
作品のひとつ「山中常盤物語絵巻」がドイツ人に売却されようとした時、私財
家財を抵当に入れたお金でストップさせたのが、「美酒と革嚢」の主人公長谷川
巳之吉さん。
この巳之吉さんの経営していた「第一書房」は大正12年の創業から昭和19年、
出版社の統廃合によって廃業するまで、豪華な装丁の本を出し続けたことで有名
なのですが、戦後は隠棲して、周囲の声にも耳をかさず事業の再興をあえてしな
かったのですが、この時再興に熱心で結局果たされぬままに、自分で「第二書房」
という出版社を立ち上げたのが、伊藤祷一という元第一書房社員で、これが伊藤
文学氏のお父さん、やがてこのおとうさんから事業を引き継いだ文学氏がわが国
初のゲイ専門雑誌「薔薇族」を立ち上げたというわけです。

まぁ、こうやって書いてみたら、「それがどしたの?」てなもんですが、勿論の
ように古本屋は入ってくる本の全てを読んでいるわけでもなく、また特にあらかじめ
関係のありそうな本ばかり系統的に読んでいるわけでもないのに、こんなふうに
繋がってしまうとなんだか……不思議……とまぁそうういうことでした。
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by shanshando | 2010-08-08 13:25 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 08月 01日

ワカケホンセイインコ

雨続きのあとは猛暑、書いても愚痴にしかならないので
しばらく更新しませんでしたが、みなさんお元気でしょうか?
夏が暑いのはあたりまえだし、暑ければ読書欲もそがれますから、
夏場の古本屋が厳しいのはもう判りきったことだから、今年も
あらかじめ覚悟はしていましたが、いやはや猛暑到来が早すぎた
感が有りますよね。温暖化のせいでしょうか?

昼間はさすがにお客様も少ないので、上々堂は今、土、日、火曜
日以外の曜日は深夜まで営業しています。
いっそ毎日と云いたいところですが、諸々事情があってそうは
出来ないのです。
閉店時刊も問われれば、通常9時、私が居れば10時過ぎからお客様
が絶えるまで、という曖昧な返事にせねばならない次第です。
要するに、弱小小売店の長引く不景気対策は「身を削る!」この
一語に尽きるわけです。

さて、オヤジの帰宅が遅かろうと、容赦が無いのが幼児の常。
なにしろテキは早いと夕方6時台に就寝していますから、朝も5時半
にはギンギン。
寝室をわけていますから、母親が目覚めていれば、「パパの部屋
行っちゃだめよ!」となりますが、当の母親が夜更かしのせいで
眠っているとQP二人揃って襲撃してきます。
今朝も…

「あのね、お外に外人の鳥が来てるよ!」
「む?外人の鳥?ウン?……?ええと、ああそう。」
「ほんとだよ!ママが昨日そう言ってたもん!」
「はいはい、ええと、ご近所の牧師さんのお家の鳥が逃げ出した
のかしら?……」
「ほらほらみてごらん!緑色だよ!」
「緑色?」
Q子が指差す窓の外を見ると、私道に生えたひまわりの巨木(そういい
たくなるほどでかいんです。)にワカケホンセイインコが二羽とまっています。
なるほど、外人の鳥だ。

ワカケホンセイインコはもう半世紀近く前から都内で野生化していて、
櫻などの花弁を食べるのは知っていましたが、ひまわりも好物だとは
初耳、いや発眼。
そういや前には同じ私道にハクビシンが現れたし、ウチは一応23区の
内側なんですが、意外と野生の王国なのかもしれません。
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ひまわりの巨木、ここに今朝ワカケホンセイインコがいました。
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by shanshando | 2010-08-01 15:56 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 07月 16日

多摩ニュータウン

昨日、今日の二日続けて多摩丘陵に朝早くから出かけていた。
寝不足の上、ケツカッチンなのでゆっくり風景を楽しんでいる余裕はなかったが
大地と空が膨らみながら抱き合っているような空間を走っていくのは、
壮快だっ!
と叫びたいところだが、多摩ニュータウンは何だか切実な悲哀を感じさせる空間で、
あれはやはり昭和の遺跡になるんでしょうか?
東京は、いや日本は爛熟のすえ死にかけている。
そんなことを朦朧とした意識の底で考えていたら、先日まで建築設計の仕事をやっていた
というお客様が、「沈黙を共有する空間」という話をされて行って、朦朧の私は
「沈黙?そうか沈黙とはすなわち死ですな。」と一人合点、言葉にはしなかったけどね。
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by shanshando | 2010-07-16 15:59 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 07月 09日

おすもうさんのばか

「親の因果が子に報い~」って言うのは見世物口上の
決まり文句だけど、江戸から明治にかけて盛んに各地を
賑わした見世物興行の起源は、やはり江戸期に流行った
「出開帳」にあるのではないかと思う。
古本屋の無責任な想像だから間違ってたらごめんなさい。
でも、冒頭の口上のように因果を説くあたり、今も昔も
欲の権化である寺方、坊主どもが絡んで居た事は想像に
難くない。
お布施や戒名代だけじゃ妾も碌にもてないよ、などと
抜かして、多角経営に乗り出したに違いない。
興行とくれば付き物は博打、こっちははっきり寺方が経営
に関わっていた証拠に「寺銭」「開帳」などの言葉に残って
いる。
小器用に稼いでいた坊主に比べて、神社の方はイマイチ
って感じなのかな?勿論、祭りの日に香具師の上前はねる
ぐらいは当然やってただろうし、見世物小屋の類も自営
していたかもしれないけど、やっぱり坊主よりは商売下手
な気がする。

神社がその手の副収入で坊主を圧倒していたっぽい唯一の
分野が相撲。
勿論地方によっては寺で興行した場合もあるかもしれないが
もともと神事だったのだから、うかうかと寺方に牛耳られて
黙っている神主はいまい。
相撲興行の日は当然香具師も出張るし、香具師が出りゃ、
博徒だって大人しくはしていない。
なにしろメインイベントが荒事だから、開帳のほうも威勢
がつくし、威勢がつけば金も飛び交う。そうなりゃ神主だって
稼ぎの薄い祝詞なんかのんびりあげてるよりは、香具師の
元締め、博徒の親分をてなづけて賑々しくイベントを盛り上げる
算段をしたに違いない。

もちろんただ盛り上げるだけじゃ、経営者としては失格で、
とうぜん香具師からも博徒からもがっぽり取れるだけ取る。
そのためには、八百長なんて当たり前じゃん。フェアープレイ
なんて寝言は金がかかってない素人のお遊び(外来語では
これをスポーツと呼ぶ)といっしょにはならない。
メインイベントの相撲が八百長なら、ご開帳だって八百長。
露天の品物は「やらずボッタクリ」、こうして伝統ある国技は
脈々とこの国に根付いてきたのだ。
相撲取りも神主も坊主もみんな香具師や博徒のお友達。
それを何かねえ~、最近の相撲協会を取り巻く「良い子ぶりっこ
ごっこ」は?
博打やってたから反省だ自粛だって、挙句に神主の親玉からの
ご褒美も辞退だってさ。
失礼だろうが、有史以来そういう方面とは縁の浅からぬあの方たちに!
聞けば将来女帝になられるご予定の方は相撲がお好きだそうじゃ
ないか?辞退したら失礼だよ。
むしろお騒がせしちゃったお詫びに「殿下!今度花札のめくり方
でもお教えに参ります」ぐらいのことを言うがいいじゃないか!

私はモンゴルの兄ちゃんが一番正しいと思う。
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by shanshando | 2010-07-09 14:28 | ■原チャリ仕入れ旅■
2010年 07月 03日

興居島屋は7月15日をもって終了します。

16年に亘りご愛顧いただきました西荻窪古書興居島屋は、
わたし石丸が撤退するに伴って営業を終了します。
すでにご存知いただいている方も多いと思いますが、同所
においては、共に経営をしてまいりました尾崎澄子が、
一定のリニューアル期間の後新店名、新趣向で営業を続ける
予定であります。個性の際立った古書店になるのではないかと
思いますので、乞うご期待!

というわけで、私のほうはこれからは上々堂一店に力を
注ぎ、駅からちょっと遠いという立地条件をはねかえす
べく、良書をなるだけ数多く集め、お買い求め頂きやすい
お値段で提供させていただく所存です。
興居島屋という店名は無くなる予定ではございますが、
基本的には、今までどおりの営業姿勢をより強化する
ことになると存じますので、両店ともに相変わらずのご愛顧
をお願いいたします。
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by shanshando | 2010-07-03 11:53 | ■原チャリ仕入れ旅■