上々堂(shanshando)三鷹

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2004年 12月 31日

絵本の原典

『復刻 世界の絵本館 オズボーン・コレクション』(ほるぷ出版)

「オズボーン・コレクション」はイギリスの図書館員だったオズボーン氏が夫妻で蒐集した16世紀から20世紀にかけて出版された「子供の本の古書」コレクションで。トロントの公共博物館の「少年少女の家」に収蔵されています。

夫妻は単なる趣味で蒐集したわけではありません。
「大人が子供の為にと思って本を選んでも、子供がそれを喜んで受け入れて、
繰り返し読むことを示さなければ、子供の文学の一部にはならない。」という見識の下に選んだのです。

その中には誰もが絵を見ればああ、知っている、と言う「グリーナウェイ」
「カルデコット」「リア」「テニエル」と、
21世紀もずっと作品が読み継がれていくであろう作家が名を連ねています。
オズボーン夫妻の高い志を引き継いで、「少年少女の家」ではその後も蒐集を重ね、現在、コレクションは15000冊を超えています。

ほるぷ出版の復刻版は、この中から厳選した34冊の本とグリーナウェイのさし絵による5枚組カレンダー1点の合計35点です。

選者は石井桃子さんと「少年少女の家」のスタッフです。

35点はいずれも「絵本の原典」と言えるものばかりで、
さし絵の版画の美しさ、優美さ、又、絵のみならず、活字の字体はタイポグラフィという視点で見ても感嘆すべきものがあります。

是非、店頭で手にとってご覧ください。お待ちしています。

:::::作家リスト(一部)::::::

『世界図絵』ヨハン・A・コメニウス(1777年)
*世界初の子供向けピクチャーブックと言われています。

『新年の贈り物』トマス・ビュイック(1777年)
*掌サイズの帙入り。美しい。

『おとぎのアリス』作;キャロル 絵:テニエル(1889年)
*幼い子でも読めるようにと、さし絵を拡大してキャロル自身が再編集したもの。

『ナンセンスの本』エドワード・リア(1875年)
*リアのおなじみの本。130点の彩色画付き。

『妖精の国』リチャード・ドイル(1870年)
*この復刻版の中で最も大型で、しかも色彩溢れるさし絵がたっぷり堪能できる豪華本。一度頁を開いたら手元に置いておきたくなってしまいます。

:::::価格::::::

価格はそれぞれ異なりますので店頭でお確かめ下さい。
又、後日、価格を掲載したリストを掲載する予定です。
今しばらくお待ち下さい。

商品は店頭でご覧になれます。
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by shanshando | 2004-12-31 17:11
2004年 12月 31日

イシマル仕入れ日記・雪の大晦日も仕入れに出るのだ

2004 年12月31日(金)大雪も夕方には止む・・・19時に記す

査定待ちの本は、古い知人のSさんの蔵書だった。ハセガワ女史に聞けば開店当時からのお客様だそうで。すぐに電話で査定額のお知らせと共に間違いなくそのSさんであるかを共通の友人の名前など出して確認。狭い世の中や、つい先日も出張買い取りで似たような事があったばかり。どちらの場合も私イシマルが上々堂の関係者だと知らないでだからねぇ。



2004年12月31日(金)昼間は大雪・・・13時に記す

なにもこんな日にと我ながら思うのだが10時過ぎに起き、仕入れに出る。さすがに遠出は無理なので近くの穴場に、なんとか絵本4冊。『とけいのほん1』『ぴかくんめをまわす』『バーバパパのはこぶね』『ねずみのかいすいよく』どれも定番絵本で珍しいものはない。あえて言えばバーバパパは「はこぶね」はわりと少ないかも。
ついでに年末年始の食材を買い、家に下ろし一休み。雪はどんどん降り積もり、もうバイクは乗れないので、これから電車で三鷹の上々堂へ。
ハセガワ女史が査定待ちの本とともに待っている。
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by shanshando | 2004-12-31 14:28 | ■原チャリ仕入れ旅■
2004年 12月 31日

ハセガワ店番日記・よいお年を!!

2004年12月31日(金)夜の日記 夕刻に雪やむも冷え込み厳し

今年もお世話になりました。先ほど今年の営業終了しました。

最後のお客さんは埼玉からの女性でした。
今日まで開催していた「世界のお砂糖展」をわざわざ見るためにいらしたのです。
自分でオーガニックのお菓子を作って販売するお店を持つのが夢、という若い女性。
夢、と言ってももう実現しそうな段階のおはなし。

夢の話を聞くのは楽しい。
エネルギーをもらえるから。

新しい年がすぐそこに。
私の夢はまだ胸にしまってあたためておこう。ささやかな夢。

大晦日、私もたまには早く帰ってのんびりお風呂び入りましょう。
そして
・・・今まででいちばんうれしかったことはなんだったかを決める(ずいぶん迷う)
   今まででいちばんかなしかったことはなんだったかを決める(すぐに決まる)
   今まで言ったさよならの中でいちばんしみじみしたさよならはどのさよなら           だったかを決める(決まったら心の中でゆっくりさよならをとなえる)                  〜川上弘美『ゆっくりさよならをとなえる』から

あと三時間で2005年。






2004年12月31日(金)昼の日記 雪ちらほら
昼。ちらほら雪が舞っている。こんな日は外に絵本が並べられないので店内にあれこれくふうしてディスプレイしなくちゃならない。ので、いつもより準備に手間取ってしまう。
しかし、こんな時に限って準備中にお客さん。いつも買い取りの本をどっさり持ってきてくださるTさん来店。絵本が数冊。『11ぴきのねこ』シリーズやねこ物の絵本などなど。
今年仲良くなったお客さんの一人がこのTさん。60歳くらいの男性で東北出身で言葉にどこか素朴な響きがある。
用がなくても仕事帰りにふらりと立ち寄ってちょっとした話、新潟にボランティアに言った話とか、故郷の餅つきの話とかをポツポツとして「じゃ、どうも〜。」と帰っていかれるのだ。

ふらりと入って来て棚を眺めて、カウンターでちょっと会話を交わして、気に入った本が一冊あれば手にとってもらえる。
この街のあそこにいけば、何かがあるよ。
上々堂がいつかはみんなにそんな風に思ってもらって
「街の灯り」になれたらいいな、とふと思った年の暮れ。
シティライツ。ね。

ではまた、夜の日記でお会いしましょう。
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大晦日、雪の中の上々堂
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by shanshando | 2004-12-31 12:22
2004年 12月 30日

ハセガワ店番日記・あと一日

2004年12月30日(木)静かな夜 

夕方が本日のピークだった。今、午後10時半過ぎ。表の人通りも少ないからそろそろ閉店しようかな。
と、思ったら「お姉さん、これくださ〜い」と若いカップルが絵本を一冊抱えてレジにやってきた。
レオ=レオニの『スイミー』だ。
「いいですね、このお店、絵本が沢山あって。お姉さんも絵本が好きなんですか?これ、小さい時読んだ絵本だから懐かしくって」とニコニコしながら彼と彼女。女の子はいわゆるガングロちゃん。
950円の『スイミー』。1000円レジに置いてそのまま帰ろうとするから「おつり、お年玉にもらっていいの?」と背中に声をかけると笑いながら「ダメですよぉ、イタダキマス。」

よいお年を・・・ああ、笑顔で来年また会いましょう。

本日は絵本が10冊以上、売れました。
又明日、新しい絵本を並べますからね、お楽しみに。

あと一日で今年はおしまい。
いい年だったでしょ?
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by shanshando | 2004-12-30 23:18
2004年 12月 30日

イシマル仕入れ日記・どうしてこんなに絵本が揃ってるの

2004年12月30日(木)快晴

典型的な西高東低、太平洋側はどこも晴れとか。朝から絵本の仕入れに出る。よく「お宅はどうしてこんなに絵本が揃ってるの」と聞かれるんだけど、実はあの手この手でなかなか苦労してかき集めているのです。一番多いのは、専門分野の違う同業者を回って在庫を安く分けて貰う事。今日の一番めは世田谷のS書店さん、ここは社会科学関係が専門の堅いお店、一見して絵本などありそうもない構え。ところがこのお店住宅街に立地しているせいか時折意外な拾いものがあるんです。今日も洋書絵本数冊買わしてもらう、「安くしておくから全部持って行ってよ」といわれるが、専門分野だからこそ不良在庫は持たない主義なので、悪いが欲しいものだけ正価で買って出る。こうやって寒い中1日バイクにまたがって、東京近県を回っても買えるのはせいぜい数十冊、利益なんて僅か。我ながらあまり賢い商売じゃないと思う。まぁ好きじやなきゃ出来ないね。唯一のナゴミは途中でとる食事、いろんなところのいろんな食堂に入る。美味い所もそうでもない所もあるけど。とにかく身体に熱を取り込めるのがありがたい。今も丁度サバミソ定食待ってます。
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by shanshando | 2004-12-30 14:16 | ■原チャリ仕入れ旅■
2004年 12月 30日

ハセガワ店番日記・年の瀬、30日!まだまだやってます!

2004年12月30日(木)うってかわって快晴

青空。
いい気持ち。生き返ったよう。

正月休みに入った人たちが店の前を通る。今年も今日を入れてあと2日。あれこれやることもおありでしょう。女性は結構足早に通り過ぎて行く。
店に入ってくるお客さんは殆どが男性。大掃除の手伝いは終わりましたか?今、午後1時半。

この時間までのお客さんは、105円均一の文庫本をまとめて買ったり、エンタメ系のハードカバーを買ったり、と上々堂の本が正月休みのお供させていただけるみたい。

SFの文庫も沢山入荷しましたから、見にいらしてください。
では又、本日の夜、日記を追加しますね。
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by shanshando | 2004-12-30 13:49
2004年 12月 29日

ハセガワ店番日記・初雪

2004年12月29日(水)東京は初雪 

今日は私、ハセガワはオフ、なのでちょっぴり寝坊。カーテンを開けると・・・おお!予報通りの雪!
賢治の「あめゆじゅとてちてけんじゃ」を思い出すようなそんな朝。
しかし、俗人の私、永訣の朝って感じではなく、連日の夜更かしがたたってか、トロトロ惰眠を貪っていると、昼前、店から電話。
水曜日のバイト、タマちゃんが雪のせいか定刻過ぎても姿を見せないという。
ほな、私がいきますわ、と返事をしたものの、まだパジャマ。
家から店まで自転車で5分とかからない距離だけど。化粧に時間がかかる。マッタク。

こんな天気でもちらほらお客さんがあり、ホッ。
夜になって、時折写真集など売ってくれる写真学校の女の子二人が差し入れの缶コーヒーとスープを持って来てくれた。「あったまってください」って。有り難う。
又、その後、顔見知りの近所の女子大の教授(女性)が本をとトランク一杯に持って来てくださる。
「いつも古本ばっかり持ってきて悪いから、今日はお土産持って来たの。昨日までニセコにスキーに行ってたの、生チョコよ!どうぞ。」
この教授のハキハキとした気持ちのいい喋り方はいつも私を元気にしてくれる。
中原中也のユリイカやアメリカの古い絵本など50冊ほどを受け取る。明日早速出そう。

朝から降っていた雪は夜にはすっかりやんで、店の前、中央通りの並木のイルミネーションが冴え冴えと美しい。
思えば、いい年だったのかもしれない。心やさしい人々に囲まれているじゃない。
今年もあと2日。
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by shanshando | 2004-12-29 23:10
2004年 12月 29日

イシマル仕入れ日記

2004年12月29日(水)雪

朝から極寒。
仕入れ用のジャイロUPのハンドルを握る指に感覚が無くなるくらい。
寒いというより痛い。
西荻の自宅から三鷹の上々堂に行く途中、以前から約束のあった友人宅に処分本を見るため立ち寄る。
「たぶん駄目だと思うけど」という最初からのコメントに違わずペケ。わかっているけど行っちゃうんだよね。上々堂を始める10年前からやっている西荻の店での体験で、そういうコメントがつくと十中八九やっぱり駄目なんだけど、残り一ニがとんでもない大当たりということもあったからね。今日のは個人的な友人からのお誘いだったので、良かったらどちらの店の品筋かを見究めて独断で分けるつもりだったからどちらのスタッフにも話してなかったので結局「がっかり」は自分ひとりで腹の内へ。
午後、上々堂から岡崎武志さんにTEL。新春に新宿コマ「中村美津子ショウ」にお誘い。快諾さる。
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by shanshando | 2004-12-29 22:51 | ■原チャリ仕入れ旅■
2004年 12月 29日

B G M

店内で流しているCDの中からご紹介します。
私は音楽を聴くのは大好きですが、特に詳しいわけではなく、ただ「いいなぁ」と思う曲をかけているだけなのです。こんな私に「これ誰の曲ですか?」「いいですね」とカウンターで声をかけてくださるお客さんもいらして、そんなときは並べている古本が売れたときとは又違った嬉しさがあるのです。




c0020598_18473324.jpg映画『夏至』(監督トラン・アン・ユン/00年)サントラ盤
曲:トン・タ・ティエ 
映画も曲も美しい。みずみずしいベトナムの風景に人生の不条理が重なるそんなストーリー。トン・タ・ティエは映画「青いパパイヤの香り」「シクロ」でも音楽を担当。フランス語盤のみ発売中。




c0020598_2021051.jpgJUTTA HIPP
AT THE HICKORY HOUSE
VOL.1(1956年4月5日録音)
TOCJ-6439

どことなく哀愁を帯びたピアノ。ヒップ31歳の演奏。若い頃は奔放な生活を送ったらしい。







c0020598_20212871.jpgFactoryOnce
The Durutti Column
DIGITALLY REMASTERED LC
828 827-2
BIEM/MCPS
これまでで一番問い合わせの多かったCD。




c0020598_19291752.jpgSONGS
SUGAR BABE
AMCM-4188
niagara records
大瀧詠一&山下達郎プロデュース
週末になるとなぜか聞きたくなるアルバム。
永遠の名盤、と思う。
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by shanshando | 2004-12-29 20:26
2004年 12月 29日

ナンダローアヤシゲな古本、紙ものでソソッテ、ソソラレ

c0020598_19425014.jpg“モクローくん”ことライター・編集者であるナンダロウアヤシゲ氏セレクトの古本、マッチラベルなどソソラれる「紙もの」などなどが並んでいるのが写真の上々堂店内「古書モクロー」!
値段は案外良心的。

ナンダロウ氏の驚愕の古本三昧日記はこちら。
ナンダロウアヤシゲな日々
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by shanshando | 2004-12-29 19:43 | □古書モクロー