上々堂(shanshando)三鷹

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2005年 06月 30日

休日の過ごしかた(注:悪い例)

わたくしごとで恐縮ですが、あしたは休日です。
あっ、もちろん「わたしの」休日です。
上々堂はひらいています。年中無休でひらいています。

昼間は新刊書店の店員、夜は上々堂の新人アルバイトとして
働くわたしにとって一週間で唯一の完全休日であります。

前日の深夜。
わくわくして、自分の部屋のカーペットにコロコロクリーナーを
かけはじめます。意味なんてありません。夜が長いのがうれしくて
頭がとっちらかっているだけです。

(余談ですが「コロコロクリーナー」の正式名称っていったい
なんなのでしょう。コロコロ、っていうとだいたいみんな、ああ、
ってわかってくれるけれども)

気持ちが落ち着くと、ベッドに寝転がって、手当たり次第、
本を読みはじめます。
ああ、これあんなに欲しくて買ったのにまだ読んでないなあ、などと
思いながら、頁を繰ります。ときどき体勢をいれかえます。
しずかです、夜。

あら、小腹が空いてきます。夜中にもかかわらずアイスクリームが
食べたくなります。コンビニエンスストアへひとっ走り。
ハーゲンダッツ…といきたいところだけどがまんして105円の
スーパーカップバニラ。おいしい。

パソコンをひらいてメールを見ます。遠方の友人から久しぶりのメール。
これは今夜中に返事をしなければならない。かたかた。

お風呂に入ります。一週間分の汗やら疲れやらをていねいにおとして、
きれいな身体で休日を迎えよう! 読みかけの雑誌などあれば湯船に
つかって読んじゃったりもしちゃいます。
のんびりします。のぼせます。くらくら。

あれ?

お風呂から出ると外がほのかに明るい。時計を見ます。
もうこんな時間! ほとんど朝です。
あわてて髪を乾かして、散らかした本をとりあえず積んで、部屋の
脇に寄せて、布団にもぐりこみます。

しかし身体が興奮していてなかなか寝つけません。
羊をかぞえます。ひつじが、ひつじが、1匹、2匹、とおくに、ちかくに、
ふわふわ、ふわふわ…羊ってはじめて見たのはどこでだったろう、
そもそもほんものの羊って見たことあったっけ。ああ、あるある、
どこかの牧場、夏休みに、どこだっけ、あの牧場…





…ふかいふかい眠りから、覚めます。
身体がゼラチンみたいにぐんにゃり、重い。
暗闇にしばらく目をならします。外がなんとなくざわついている。
ゆっくり手をのばして、時刻を見ます。

!!!

お昼過ぎ!
せっかくのお休みが!
がーん。

しずかに、日が暮れていきます。

貴重な休日、1ヶ月に3回はこんな調子です。休日をもっと有意義に
過ごせるようになりたい。行きたいところはたくさん、あるのだけど。

ああ、どうか明日の休日は早起き、できますように!
そして、これを読んでいるあなたの休日がいつもすてきな発見に
満ちたものでありますように!
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by shanshando | 2005-06-30 21:42
2005年 06月 29日

ワイハで古本屋

2005年6月29日水曜日 雨のち曇り

もう、15,6年昔になるがホノルルの山中の住宅地に
一週間ばかり滞在していたことがある。
初めてのハワイであったが、生来臍が曲がっているので、
有名な観光地などはちっとも行かずに、毎日ハワイ大学
の図書館で世界のダンスカンパニーの舞台映像をみたり、
大学のアメフトチームの練習を眺めたりして過ごした。
大学にばかり出入りしていたのは、その当時のガールフレンド
が大学の博士課程に通っていたからで、日本の大学でさえ
裏から入って横から出た私には、広大で明るいキャンパスは
憧れであり、探検しているだけで退屈しなかった。
幾日めであったか?彼女が語学のクラスで日本語を教えて
いる時間を利用して、大学そばの古本屋を覗いてみた。
その当時私は川崎に住んで、週に数日を肉体労働、後数日
をその頃九品仏にあった「なないろ文庫」に店番として通い
始めていて、将来タツキの道として古本屋をやることをボンヤリ
イメージしていたので、はじめて見る外国の古本屋に興味深々
だったのだ。

入ってみて先ず思ったことは、殆どの本が英語の本であることを
除けば、日本の古本屋となにも変わらないということだった。
エロ本は置いてあるし、通路に本が積みあがっているし、店主は
生活に疲れたような親父だし…。匂いまで一緒だった。
考えてみれば、あれは所謂町場のUsed Booksの店で、後年
読んだゴールドマン夫妻の「古書店めぐりは夫婦で」によれば、
アメリカの古本屋はピンキリらしいから、失礼だがあれはキリの方
だったのだろう。

驚いたのは、日本語の本が意外に多いことと、その値段が高いこと。
相当状態の悪い村上龍の「限りなく…」の文庫が日本円にして千円
以上していた。後でガールフレンドに聞くと、他の古書店でもそんなもの
らしく、それでも留学している日本人学生や駐在しているビジネスマン
などが買うのだと言う、たまに誰かが日本に帰って、出たばかりの新刊
書など持ってくると友達の友達の友達ぐらいまで予約が入ってボロボロ
になるまで廻し読むのだと言う。勿論これはあくまで当時の話で現在は
どうか知らないが。

とにかく私は、ニヤリとした。これは商売になる!
その店で扱っているような状態の小説本の文庫など日本ではゴミ扱いし
ているもので、市場に行ってツブシの山から幾らでも拾ってこれる。
輸送にいくら掛かるか知らないが、船便で送れば一冊あたりのコストなど
安いものだろう。
私は早速ガールフレンドをかき口説いた、私が日本でものを仕入れて、
船便で送るから、始めはこちらの業者に卸し、そのうち資金が溜まった
ところで自分たちの店舗を開き、それが成功したらメインランドのやはり
日本人の多い町に支店を出そう。そしてやがて全米を制覇、ヨーロッパ
進出。我々は数年後にはビッグビジネスのオーナーとして南仏か地中海に
でも別荘を建てて遊んで暮らせる!

彼女の返事はつれなかった、「わざわざ古本屋になるためハワイに来たの
ではない。悪いけど他のパートナーを探して。」
ごもっともである。
結局、他のパートナーなど見つかるわけもなく。彼女もやがてハワイ大学での
ドクターをあきらめ他所に移ったので「ワイハで古本屋」計画はあえなく頓挫し
たのでありました。

BOOK OFFが海外店を出すずっと昔の話である。
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by shanshando | 2005-06-29 23:32 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 28日

王子・さくら新道

2005年6月28日火曜日 晴れのち曇り

王子のさくら新道をご存知だろうか?
JRの王子駅のホームに降り立つと南西方向に
飛鳥山公園が見える。
その麓に本当に忘れられたように、正真正銘の
昭和初期の造りの飲み屋横丁がある。
今流行りの「昭和風」ではない。
いっそ不気味なまでに完全にタイムポケット状態
なのだ。
棟割になった店舗は全て一階より二階が大きく
張り出して、それぞれの窓には木の手摺がついている。
店と店の間は数軒おきに路地になっており奥に
共同の水場がある。
聞けば、闇市の名残だということだが、駅をはさんで
逆側にある柳街がそれぞれ店ごとの工夫で改装され
ているのに比べ、こちらは見事に往時のままであるように
見える。
自動車道からかなり奥まって、飛鳥山の山陰に隠れる
ように、外界から隔絶された雰囲気は否が応でも淫靡
な想像を掻き立てる。
荷風ファンや、滝田ゆうファンには必見の場所だ。
ただ、入り口の戸が擦りガラスになっている店が多い
為、入るのには相当度胸がいる。
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by shanshando | 2005-06-28 17:12 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 26日

ニセ楳図 2

2005年6月26日日曜日 晴れ

先日、念願のボーダーシャツを手にいれ、
晴れて「ニセ楳図」デビューしたが、
予算の都合上とりあえず一枚きり。
一昨日着たので今日は洗濯中。
今日は一橋大学の新聞部の人が取材に来るので、
「ニセ楳図」として迎えたかったのだが、
残念ながら今日は普通のオレンジのTシャツ。
ということで……。
つまるところ……。
はっきり言うと……、
早い話が……。

「貧乏シマ無し」である。

ワーッ、ごめんなさいっ、もう言いません。もう言いません。

追記:一橋大学の取材陣はとてもちゃんとしたお嬢さん達で、
その中の一人は、他大学に比べて一橋には古本文化が少ない
事を残念に思って、新しくサークルを作って古本の企画を練ってい
ると言う。頼もしい限りである。今日取材された記事はひと月後
Web企画の中央線特集で発表されるとか。

追追記:長さんがいたから、今の僕達もいる。 数年前イラストレーターの
友人が言っていた。いくつになっても新しい世界に踏み込み続ける姿勢は
物を作る人として最高の憧れだった。ご冥福を祈ります。
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by shanshando | 2005-06-26 23:00 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 26日

夏の手前の暑い日、笑うライオン

雨はどこへ行ってしまったのでしょう。
からだ中の穴という穴をふさごうとする熱気。
まぶたの裏にくっついて離れない黄色い光。

まさか、夏?

いや、そんな、まだこころの準備が。
凍るように冷えた本屋や、学生の真っ白なブラウスに
対峙するためのこころ構えが、まだできていないのに。

いや、こころ構えができたからって、いざ夏がくれば、
夏らしいことなんて何ひとつしようとしないまま、
気がつけば残暑、だったりするのですが。

それでもいいのです。
たぶん。

くる? もうくる? と夏が来るのをなんとなくわくわくして
待ちかまえている、この準備期間こそが、わたしにとっての
夏なのかもしれないです。

***

今、上々堂ではネット販売のためのサイトを立ち上げる準備を
しています。
今日もわたしはサイトに掲載する本の情報を、パソコンの前に
座って、せっせと入力していました。
その中に福音館書店の目録がありました。
鮮やかなオレンジのライオンの表紙。ひとめ見てどなたが
描いたのかがわかる。でも一応確認。
やはり長新太さんでした。
「表紙:長新太」と打ち込んで、他に掲載するべき必要な
情報がないか、確認していると電話が鳴りました。
上々堂店主からの電話でした。
その電話でわたしは6月25日に長新太さんが亡くなったことを、
はじめて知りました。はっとしてパソコンの画面を見ました。
手元にある目録のライオンも。
少し、呆然としてしまいました。
ライオンは緑のひげを空に向けて、不敵な笑みを浮かべている、
ように見えます。
長新太さんの絵はもちろん、ひょうひょうとした言葉も好きでした。
こころよりご冥福をおいのりします。
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by shanshando | 2005-06-26 18:02
2005年 06月 25日

え〜りじゅん

2005年6月25日 土曜日 晴れ暑し

優れた筋骨と滑らかな皮膚を持っていた。
睫毛以外の体毛を常に剃っていて、
すこし斜視の気味があった。
というと、
未見の人は容貌魁偉と思うだろうが、
なんというか、
たまらなくチャーミングな男であった。
鳶職でAV男優で舞踏家で、
舞踏家としては私同様売れなかったが、
AV男優としては結構売れっ子で、だから
これを読んで頂いている人の中にもご存知
の方があるかもしれない。

踊りは不器用で、本人もそれを自覚していたか
ら、小賢しい技を用いようとせず、常に身体を
まるごと投げ出して、それが現代美術の物派的
な味わいを出すことがあった。
早朝の南アルプスを背景に道端の側溝でただ横た
わっている姿を一時間あまり見せられた時は、腹
が立つより「やられた。」と、思った。
また、不器用は不器用なりの一直線な悪ふざけに
徹する事もあり、大量の納豆を全身に絡ませて踊
った「白鳥の湖」は絶品であったという。

一昨年の夏、工事現場の足場から落ちて死んだ。
世の中には、長生きするバカと早死にするバカが
いるが、どちらも結局バカに違いはない。
早死にしたからといって奴のバカが治ったとは思えない。
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by shanshando | 2005-06-25 23:03 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 24日

夏座敷

2005年6月24日 金曜日 晴れ

敷石の上で、痩せた雀が蚯蚓を啄んでいる。
室内の陰翳がフレームになって、紫陽花が盛りの
庭はスクリーンの映像のように見える。
暫く呆然と眺めた後、手元に目を戻すと小口の焼
けた文庫本の山。
ネタはいいのだが、線引きが半端じゃなく多い。
もう二時間繰りつづけてダンボール10個の中から
漸く一箱半分無事な物を拾いだした。
残り八箱、もの凄く効率の悪い作業だ。
胡座をかいて、背を丸め延々と単調な作業をやっ
てると、神経が独特の衰弱状態になり思考力は低下
するが、五感は研ぎ澄まされてくる。

ここは多摩川を見下ろす丘の上の木造平屋住宅。
築40年ぐらいだろうか?
懐かしい静けさ、
風の吹き方が街中とは違うような気がする。
背後の台所でガラスの器に水分を注ぐ音がして、麦
茶の香りが漂ってくる。
有り難い、喉はさっきからカラカラだ。
目も疲れた、このまま麦茶を飲んでゴロンと寝転がり
2,30分昼寝を……。
イカンイカン、ここはお客さんの家だった。

夕方近く作業を終えバイクに本を積み込み、丘を辷り
降りる時、川風が汗ばんだ首筋に気持ちよかった。
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by shanshando | 2005-06-24 23:02 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 23日

古書暗黒堂のつぶやき

2005年6月23日 木曜日雨のち曇り

思うに、古本屋ぐらい本を読まない人種はいないのでは
あるまいか?
毎日のように大量の本を扱い、そのページを繰ってはいるが
読んではいない。
読むのは、大抵奥付くらいで、後は落丁書き込みがないかを
確かめるだけ。
たまに、初見の本を見ると目次やあとがきから内容を推察して、
必要な箇所だけ拾い読みしたりするが、通読することは滅多に
ない。

通読しないくせに大量の文字に接して、日々を送ると人間の脳は
どうなるか?
脈絡を失った言語の群れは渦となって、無意識の闇に吸い込まれ、
やがて夢魔となって古本屋を狂気にいざなう。
大仰な妄想とお思いか?
ウィークデイの午後、神田古書会館のそばの喫茶店は関東一円
から集まった古本屋で埋まる。
彼等は一見、穏やかな紳士であるが、試しに誰かがトイレに立った
後をつけてみるといい。
狭い個室の中で彼等は意味不明の呪文のごとき言葉の羅列を漏
らしている筈だ。
溜まりに溜まった言語の澱が糞尿と共に溢れ出しているのだ。
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by shanshando | 2005-06-23 23:52 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 23日

ニセ楳図

2005年6月22日水曜日雨のち曇り

自慢じゃないが、禿げた。
円形脱毛症というやつだ。
モミアゲの少し上のあたりに、人指し指をあてがったぐらい
の楕円の禿がある。
以前に禿げた時は、躊躇なくスキンヘッドにしたが
最近自分の人相の悪さを再認識しているところなので
ちょっと今回は不本意ながら誤魔化し路線を選んでみた。
私の髪は超天然クルクル天然パーマなので、全く
何もしないでほおっておくと、林家三平ヘアーになる。
そこを敢えて少しだけウェットタイプの整髪剤をつけると
やや、おさまって手櫛で散らすと楳図かずお風になる。
こうすれば、禿げ隠しにはならないが、なんとなく誤魔化し
がきく。

楳図かずおさんは三鷹の住人なのか、店の近所でよく
見かける。
私とは年齢は随分違うが、背格好が似ている。
しばらく、髪がまた生えてくるまでニセ楳図をやってみよう!
さっそく、ボーダー柄のTシャツをさがしに町に出た。
意外とないもんですなー。
中途半端なボーダーはいくらもあるのだけれど、きっぱりと
した、明快なボーダーは見つからない。しかし、もはや意地
である。どうしても見つけて、今年の夏はニセ楳図で決めるぜ!

さぁ、みなさん!三鷹に来たら楳図探しをしてみよう!
側頭部に禿げがあったらそれはニセ楳図だよ。
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by shanshando | 2005-06-23 00:40 | ■原チャリ仕入れ旅■
2005年 06月 21日

やわらかい釘

2005年6月21日火曜日 晴れ

古本屋の査定価格の基準は相手が誰であろうと、
一定であるべきだし、事実多くの場合一定と
言ってよいと思う。
古書通からは高く買い、そうでない方からは
安く買うというようなことをしている店はない。
と思う。たぶん。

でも、本当にどんな場合も絶対一緒かと言うと、
実は多少上下にぶれる場合がある。
これはあくまで私の場合の話だが、過去に数度
良いものと判っていながら安く買ったことがある。
それは、いずれも売ってくれた人に本に対する
愛情が全く見れなかった場合で、その中でもヒド
かった例は、雨が数日続いている中本をゴミ袋に
つめて、庭先に抛りだしてあった。
なんとか、無事濡れないでいた本の中に良い物も
あったが、これは思いっきり安く買わせてもらった。

逆に高い方にぶれる場合もあって、その良い例が
今朝伺ったGさんである。
勿論、本そのものも大変良かったし、わざわざ見や
すいように、分野別、版形別にわける気遣いもさな
がら。良かったのは率直で且つ柔和なその人柄である。
朝10時興居島屋からすぐのマンションの三階に伺うと、
挨拶と同時に「私買いたいものがあるんですけど、お
金が足りないんで本を売ろうと思って、なるだけ高く
買ってくださいね!(ニコッ)」
この最後の(ニコッ)で、私の中に柔らかい釘がささ
れた。これは安く買えない。
「お金が足りないんで……」という話のわりに暗さが
微塵もないのだ。
聞けばお仕事はデザイナーでおもに装丁の仕事をされ
ているとか。なるほど!と思える本の山だ。
品筋が良くて、心遣いがあって、率直に事情を聞かさ
れて、おまけに(ニコッ)だ。絶対に安く買えない。
私は、ひとわたり本の山を眺めながら、おもむろに
希望額を聞いてみた。
するとGさんまた微笑みながら、金額は検討もつかな
いけどと、おっしゃりながら、以前引越した折に処分
した時は、この半分の量でこれこれだったという数字を
言われた。
嘘ヤロー、勿論今私の目の前にある本と同じじゃないの
だから一概に言えないが、品筋に大きな違いがあるとは
思えない。安すぎ。一体どこの本屋だ?
私は半ば義憤にかられながら、山を整理しだした。
見れば見る程良い山だ。小一時間で査定が終わり、金額
を言うとGさん、信じられないような顔で喜ばれた。
「そんなにいいんですか?」
いいんです!と言うか、私がつけた値段は常識的な査定
にほんの気持ちだけサービスした程度。礼を言われるよ
うな金額ではない。以前の本屋がおかしいんです。
ええ格好するわけじゃないが、一人暮らしの女性が引っ越し
の時、本の始末に困っている、その足下を見るような商売
はすべきではない。

労をねぎらって出してくださった、麦茶をいただいてる間も
Gさんしきりに金額に関する礼を言われ、「大事に使わせて
頂きます。」と言われた。「また、近々お願いします。」と
も言われた。
私の中に柔らかい釘がささりっぱなしである。

ところで、Gさん一体何を買うんだろう?聞けばよかった。
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by shanshando | 2005-06-21 21:46 | ■原チャリ仕入れ旅■