上々堂(shanshando)三鷹

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2009年 07月 31日

Diane Arbus : Revelations

 「どうしてなのかは是非聞かないで欲しい。」
と言われると、これはどうしてもお義理にでも
「どうしてなの?」と聞かざるを得ない。

 それがつまり大人の気遣いというもので、言葉を額面どおりに
受け取ったりしては、鈍感者の謗りすら免れない。
 
 ある種の人にとって、「是非聞かないで…」は、
「早く聞いてよ!」と同義語なのだ。

 そこで、どうしてなのかは是非聞かないで欲しいのだが、今、
お化粧の稽古に励んでいる。
 
 先日、陋屋に雑誌「小悪魔ageha」編集子のご来駕を賜り、
話した末に、目覚めた

 編集子はべつに小悪魔メイクの布教に来られたわけではないのだが、
実を言って、今まで営業上取り扱ったことのない分野の雑誌なので、一夜
酒宴を伴にした人物のお仕事はどんなものなのだろう?と興味を感じ、
次の日、ネット上で見られる「小悪魔ageha」関係の文化を追いかけて
みたところ、なんだか目覚めちゃったの……である。

 「小悪魔ageha」はもちろん私のようなオッサンが読むことを想定して
作られている雑誌ではないが、「感じてしまう」のはいわばこっちの勝手である。

 数年前、阿佐ヶ谷のゲイバーのママに「アンタは本当の自分に気付いてない!」
との御宣託を頂いてしまったが、そうか、やはり、このへんにミラクルワールドへの
秘密のドアーがあったんだ!

 今はダンス白州に向けて減量中でもあり、既に梅雨前にかったチノパンはウェスト
がユルユルになってきているし、今、わたしはまさに蝶が殻を脱ぎ捨てるように変身
の時を迎えているのかもしれない……ワ…!

 大野一雄センセだって、本格的に目覚めちゃったのは60過ぎてからだと聞いた
ことがあるし、こんなものに早い遅いはないだろう……多分。
 私にいわせれば人間誰でも多かれ少なかれ変態なのだ。それが表面に出てくるか
出てこないかだけの話で。

 モチロン出さないで隠微な楽しみにふけるのも一興だろうし、内なる自分に気付きつ
つ敢えて頑なに拒否し続けるのも、また楽しからずや!

 そんなわけで、今家人には私に似合いそうなメイキャップ用品を買いに行って貰って
いる。本当は自分で行くべきなのだろうが、そのへんの腰砕けぶりも実はビギナー故の
ドギマギで……




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Diane Arbus : Revelations   上々堂ネット販売にて 6500yen
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by shanshando | 2009-07-31 14:51 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 28日

子どもたちの昭和史

 NHK教育は、TVを観る時間がほとんどない私にとって唯一観る機会が
あるチャンネルで、特に朝の時間帯にやっている幼児向け番組に関して
は、結構通と言ってもいいと思います。

 今一番人気はやはり「みいつけた!」じゃないでしょうか?
トータス松本の歌っている「たまごーたまごー」の唄は店を訪れる子供達も
よく唄ってますし、スイちゃん、コッシー、サボさんも大人気!
 オフロスキーは結構怖がる子どもも多いみたいですが、この人、人気ダンス
グループ コンドルズの主要なブレーンでそうとう才人のようです。
 まぁ、そういうことは子供達には関係ありませんが。

 私が個人的に好きなのはやはり「ゆうがたクインテット」!
 演奏される曲目が小憎いくらいに良くって、朝のせかせかした気分を思わず
緩ませてくれちゃったりもします。
 斉藤晴彦さん演じるスコアさんが最近良く歌う、「真夜中の動物園」という曲は
内容から言って子供達が怖がるか?と思いきや、暗闇というものを体験として
知らないせいか、意味がわからないままに唄っていたりして、
 「ナンダロウ?また吼えた~」という歌詞を間違えて
 「ナンダロウ?また肥えた~」などと唄っては、最近太り気味なのを気にしている
母親の気分を損ねています。

 この夏、私は踊りに行く山梨県白州に子どもを連れて行く予定で、ここでウチの
子供達は初めて真の暗闇に逢うことでしょう。
 ダンス白州では「子どもの体験合宿」も行われていて、町育ちの子供達がもう慣
れきってしまった喧騒から離れて、動物の世話や、農事の手伝いなどをして過ごす
ようです。

 圧倒的な威容の山岳や、何処までも自分の足で歩く以外ない地面の果てしなさ、
夜の闇と静寂。言葉で語ることは簡単ですが、私自身もその昔あの土地と出会う
までは実感を失っていたものです。

 歴史は連綿と…と言いますが、振り返れば我々がそうした「生の実感」を奪われ
ていった時間の流れはあまりにも急速で唐突だったような気がします。

 最近私は「差別」の問題に興味があって…、などというとなんらかの政治的意図
と捕られかねませんが、べつにそういう事ではなく、差別を生んでいった人間の社会
心理みたいなものと、同時にそれが最近少なくとも表面的には希薄になっていったと
感じられる(形を変えただけかもしれませんが…)事に興味があるのです。
 うーむ、うまくまだ説明出ませんが、差別に依存してきた人間の意識の変遷みたいな
ことでしょうか?
 
 昭和史を深く探っていくと、一般にはあまり知らされていないような暗闇が一杯あって、
時にはそういうものを政治利用しようとする人もいて、そういうのにはあまり賛成できま
せんが、なんとなく希薄になっていく記憶を時に振り返ることは大切なんじゃないかと、
思っています。   しかしくれぐれも政治と安直に結び付けてはならないと思うのですが。



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            上々堂価格 1500円
            sold out
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by shanshando | 2009-07-28 11:49 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 26日

見られなかった展覧会  ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情

 こんにちわホモ野郎です。裏街道を邁進中です。

 いやぁ、いかにもありがちな悪口というのはかえって一種の清々しさを感じますねぇ。
 
 さて、今日はまた実に夏らしい日曜で……、というとなんだか優雅にバカンスを楽し
んででもいるようでカッコいいですが、現実には朝からお客様のいない(来ない)店内
であれやこれや……、まさに「刃物はいらぬ~」状態であります。

 店の前のガラス戸に仕切られた四角い空間には陽光が満ち溢れていても、田舎の
土蔵のように涼しい店内からみれば、懐かしい映画のワンシーンのようにも観られない
ことはありません。ただし心の中に悩みがなければの話ですが。

 涼をもとめるためのヴィジュアルイメージというと、圧倒的に日本の絵画を思い浮かべ
る方が多いと思います。
 事実、主題を信仰や哲学に求めがちな西欧の絵画より、ストレートに自然に直面する
姿勢が日本画には多いのではないでしょうか?

 高温多湿な環境の中で、自然を無理やり変容させるのではなく、「上手に負け続ける」
知恵というものがこの国にはあって、こういう特質に関しては愛国心という言葉も抵抗なく
使えそうな気がします。

 さて、「涼をもとめる」という半受動的な姿勢とは、意味合いが違いますが、結果的に
「観ていて涼しい」画家というのは西欧にも居て、(こういう見方は邪道なのかもしれませ
んが)、昨年国立西洋美術館で展覧会が行われたヴィルヘルム・ハンマーホイの作品は
私にはとても「夏向き」に思えます。

 ヴィルヘルム・ハンマーホイって誰やねん?というむきも少なくないと思いますが、詳しくは
wikipediaでもご覧になってください。
 正直私も昨年、子供と上野動物園に行かなければこの展覧会の存在も知らなかったので
すが、なんだかものすごい列に圧倒されてその時は観ることを断念。(後で聞いてみれば
混んでたたのは都美館のフェルメールだったそうですが。)後日ネットで幾つかの作品を観た
だけですが、なんだか『魂の静寂がもたらす涼』という印象でした。

 そんな風に書くと何だか禅のようで、どこが西欧的なんだという話ですが、禅……そう禅的
かもしれませんね。
 論より証拠是非とも作品をご覧下さい。
 先に書いたように幾つかの作品に関してはネットでも観ることが可能なはずです。

 しかし、やはりどうしてもこの際本物をと仰る方は是非デンマークにおいでください。

 でも、やっぱりそれはなかなか大変と仰る方は、上々堂にどうぞ、もう美術館でも完売に
なってしまった図録が一冊だけあります。
 いやはや、まどろっこしいセールストークですなぁ。

 「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展覧会図録  売り切れました。 
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by shanshando | 2009-07-26 13:04 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 25日

小心庵日乗

天候に左右されやすい小売り業にはここのところの不順な天候はきつい。
他業種の人はどうされているのか知らないけど、古本屋の場合こういう時は
同業者の市場に出品して凌ぐという手を使う場合もある。

 店で売れるものは店で売るのが常道というべきで、店で売れないものは、
大方の場合市場でも喜ばれなかったりして、モチロン偶々自分の店では
分野違いだけど、専門の店には喜ばれるというモノもないではないけど、
そういう専門業者も今はどこも不景気だったりするから、やっぱり、店で
じっくり構えて売るのが一番の得策!というモノを泣きの涙で出品!
ということも往々にあったりする。

 背に腹は変えられぬ。従業員の給料や店舗の賃料は待っては貰えない。
中にはそういうのを待たせて、なけなしの金は市場で先に使うという、まるで
博徒のような人も居て、小心な私など噂に聞いただけでもハラハラさせられる。

 商売は手堅く、小心に……。
 しかしそれだけじゃやはり拙いのかしらと思うこともある。

 一昔前、顔を合わせると、「この商売、やっぱりドカンと一発がなきゃね!」と
しきりに同意を求める人がいて、「ドカンと一発」というのは稀覯本の大山など
買い取れればそれだけで大儲けという山に逢うことで、それはモチロンそういう
めには是非とも逢いたいものだけど、私の場合はどんな小さな話でも出張買取
で伺って、偏りなく様々な本に逢いたいのです。

 今朝は年配の女性のお住まいに文庫本が、そう20冊もあったでしょうか?
綺麗に片付けられたお勝手の片隅で査定をしているとなんだか懐かしい気持ち
になってしまって、失礼ながら親戚の家を訪れたような錯覚を起こしてしまう。
 文庫本に混じって「ちゃぶ台の昭和」という本が一冊。
 これがね、今日の私のドカンなのです。本当に大きいドカンもモチロン好きだけど、
こういうドカンもやっぱりすきなのです。
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sold out
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by shanshando | 2009-07-25 15:11 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 22日

スターリニストはゲイがお嫌い?

 話題が一歩も二歩も遅れていて申し訳ないが、
立命館大学のアメフット部の部員が、ゲイAVに出演したことが
世間で話題になっていると聞いて、ちょいとばかりあの学校に
関係のある私は、さぞや全学挙げてこの快挙を祝っている事だ
ろうと思いきや、全然逆で、当該部員は退部の憂き目にあって、
そればかりか、学校側は退学も考えているという。

 言うまでもないが、これは重大な人権侵害で且つ職業差別でも
ある。
 
 学生の自治を謳いながら、実質的には単なる日本共産党の
下部組織であるあの大学の人たちはそのいびつさに耐え切れず
来るべき総選挙で党の足をひっぱり、決別をつげるつもりらしい。

 アメフットと言えば、もっともゲイ好みのしそうなスポーツで、伝統
ある立命館のアメフット部の先輩達にも斯界の雄(?!)は少なくない
はずだ。その先輩たちはこの暴虐を黙って看過するのだろうか?
 
 オカマには学問やスポーツをする権利はないんか?
 肉弾相打つスポーツ、相撲やレスリング、柔道などは、単なる野蛮で
低劣な闘争本能を掻き立てるだけではなく、その向こうに深甚な人間愛
の可能性を秘めている。不幸にしてそういうスポーツを体験しながら、
その部分に目覚めない人もいるが、自分の感性鈍くてその喜びを知ら
なかった事を逆恨みして、そういう素晴らしい境地に至った人を強権を
もって排斥するとは許しがたい。

 その学生が出演したのが、ポルノだったことに問題があるというのだ
ろうか?あの大学の法学部は表現の自由に関してどいう見識を持って
いるのか?
 例えば国家権力がそのAVを一方的に猥褻と決めてかかったとしたら、
大学側はむしろ冷静に学究的立場から、その理非を問うべきではないか?
間違っても、大学当局が率先して弾圧に加担するようなことがあっては
ならない。

 よしんばそれが只の煽情を目的にしているものであったとしても、それが
なぜいけないのか?芸術や文化に煽情が付き物なのは20世紀後半を
彩った音楽文化の隆盛を見てもあきらかではないか?
 
 すくなくとも、なにが猥褻でなにが芸術であるという判断を良識の府である
大学が主体的にするべきではない。

 退部させられた学生の復籍をすぐさま行い。プライバシーを侵犯したことに
対して謝罪しろ!
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by shanshando | 2009-07-22 12:57 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 21日

凄いオヤジたちのゆうべ   山下洋輔トリオ結成40周年コンサート

 いや、参ってしまった。
もうすぐ半世紀になってしまう私の人生で、一昨日ほど強烈に音の
洪水に呑み込まれることの喜びを感じた日はなかった。

 わたしなんか全然音楽を聴いてきたなんて言えるほどの経歴を持っ
ていないから、本当はあのくらいに凄いのはざらにあるヨ。なんて誰か
に言われちゃうかもしれないけど、そんなのは構わない。

 清志郎が死んじゃって、憂歌団は解散しちゃってるし、喜名昌吉は
セージ家になっちゃって、坂本龍一はゲージツの人だし、泉谷なんて
テレビタレントが忙しそうで、音楽やってんだかどーだか知らないけど、
やっぱりjazzの人たちはどこまでもぶれないっていう感じだ。

 一昨日の夕方、日比谷野音に集まった山下洋輔トリオの歴代プレー
ヤーは平均すれば確実に60代なのに凄げぇーパワフル。

 メンバーの中では多分一番若い林栄一さんでも既に59だそうだが、
幕開けのソロでもう完璧に場内を打ち震わせていたし、坂田さんや
中村誠一さんも凄かったけど、わたしが(多分わたしだけじゃないと
思うけど)一番やられちゃったのは森山威男さんのドラムだ。
彼が山下トリオとして演奏していたのは1975年までで、私は今まで
音源でしか聴いた事なかったけど、やっぱりjazzはライブじゃないとね
なんて知ったかぶりしちゃったりして……

 わたしにゃ判らないけど、きっとみんな凄い技術の持ち主でもあるんだ
と思うけど、それ以上にやっぱりソウルだ!と思った。
凄かった!またやって欲しい!
でも…もうやらんだろうな。
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by shanshando | 2009-07-21 15:16 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 19日

広告代理店

 今月もまた、消費動向調査のアンケートが業界ナンバー2のあの会社から
きた。
 申し訳ないが、私に送ってくるのは本当に無駄でしかないと思うのだ。
 今回はゲームに関する質問なんていうのがあったが、私は大昔のインベーダ
ゲームの時代からゲームなるものをやったことはまったくない。興味がもてないし、
ためしにもなにもやる時間がまったくない。
 その他の商品に関しても、広告や宣伝など気にしたことはないし、これは現代の
日本に生きる人間としてかなり特異な情況になると思うので、もう送ってこられるの
のはやめたほうがいいと思う。

 奇しくも昨日から塚本誠という人の「ある情報将校の記録」というのを読んでいて、
これは、戦中戦前大陸で暗躍したのち戦後招かれて電通の取締役になった人物
の半生記で、実質的にはもう一民間企業というより、この国の統治機構の一部と
化している怪物企業の歴史を物語る資料として結構面白そうだと思ったのだが、
まだ途中なので断言は出来ない。

 しかし素朴な疑問として思うのだが、電通等による寡占の状態は明らかに独占禁止法
違反だと思うのだが、殺人と一緒でこの手の不徳は強大な権力を背景に行われると
批判されにくい。…というか、例えば政治家にしたって電通を向こうに回して喧嘩を
売る度胸のある人間はいないだろうから、将来的にも絶対に問題視されることはない
わけである。

 法律というのは強者が弱者を押さえ込む為の便法で、けっして弱者を守るための
ものではない。

 
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by shanshando | 2009-07-19 13:03 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 17日

春陽堂閉店

 イキナリだがまずこの記事を読んで欲しい。

 地方紙とは言え、一軒の古本屋が店売りを辞めるということがニュース
になるって、ちょっと凄いと思う。
 春陽堂さんは余程地元で愛された本屋さんなのだろう。
 地方の古本屋は、やはりどんどん減っていくのだろうか?
 「本代は家庭の生活費のうち重要度は下位。本離れの加速で店を続ける
のは難しくなった。」というセリフには同業の多くがうなずかされることだろう。

 出版業界の低迷が言われるなか、各社はこぞって新書を発刊している。
制作から流通、もっと言えばはずれた時の断裁のコストまで安く上がるから
だろうが、あてたい一心で作られた本はなんだかテレビやラジオのような
思想誘導の臭いがしてブキミだ。
 新刊でヒットした新書は、コミックスなどと一緒で、早期に仕入れられれば
即日売れるが、半年もたてば均一でもなかなか売れなくなってしまう。

 私などが考える古本屋の良さは、時の流行から一歩離れた立ち居地で
本を選べる処にあって、時代の仕掛け人と呼ばれる資本の雇用人達から
一方的に流し込まれる情報に洗脳されることを良しとしない読書人にとって
は、無くてはならない「場」だと思うのだ。

 「場」とカギカッコで囲ったのには理由がある。
春陽堂さんがそうであるように、もし全ての本屋が店売りを辞めて、ネット化
すれば、既に古今に伸びる時代の川から自分なりの情報を吊り上げる糸口
を持っている人はいいだろうが、まだそういう糸口を持たない人にとっては、
出会いの可能性を狭める事になると思うのだ。

 学生時代にお金がなくって、均一本を漁りに行った古本屋で偶々見かけた
気になる本をアルバイト代で買ってみたり、エロ本を買いに入って照れ隠しに
目を泳がせたところで見つけた未知の著者に知らず知らずに惹かれていったり、
そうした出会いの場はネットではありえないし、ブックオフでも勿論ない。

 十勝で唯一の古書店だった春陽堂の店舗営業の廃止はやはり新聞で報じ
られるべき大ニュースであるかもしれない。
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by shanshando | 2009-07-17 18:44 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 15日

ビエンビエン

 なにがなにやらわからんけど、またまた鼻がアレルギーらしく
バイクを走らせていてもいきなり、ハックションとくるので
物騒で適わん。

 今朝も通勤時間帯の靖国通りで立て続けに見舞われ、いやはや参った!
やくざ仕様のベンツからバイク便、果ては自転車通勤のお兄ちゃんお姉ちゃん
までが入り混じりせめぎ合う街道での走行中の大くしゃみは命がけだ。
 
 市谷の金折れで鼻をかもうとしたが、悪いことにティッシュが切れている。
我慢して、九段あたりまでくると、警察官が停止の合図。

 な、なんだよ!鼻たらしながら走っちゃいけないって交通法規でもあるのかよ?
居直ろうとしたら、普通より少しだけ綺麗でない分、普通より少しだけ腕力の
強そうな婦人警官が猫撫で声で、
「バイクの事故が多いですから気をつけてくださいね!」と引きつった笑顔で
ピーポ君印のポケットティッシュをくれた。
「あ、あんがと丁度鼻が…」
「あら、じゃあもっとあげましょうか?」
いえいえ、ひとつで充分、ごくろーさん。
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by shanshando | 2009-07-15 13:26 | ■原チャリ仕入れ旅■
2009年 07月 14日

古本屋とクーラーと講釈と

 梅雨明けだそうです。
 
 ショーバイ人としては、雨は大敵なので、ヤレヤレてなもんですが、
暑いのは暑いのでやっぱり大敵だったりするので、もう何がなんだか?

 体感温度というのは随分個人差があるみたいで、一般的に女性の
ほうが「暑がり」が多いと思いますが、どうでしょう?

 私は、家人に急かされて住まいに空調を取り付けたのもつい近年、
というくらい暑さには鈍感です、興居島屋を開店した当初は金もなか
ったから、
「クーラーなんていらんわい!」なんて頑張っていたのですが、私が
平気でもお客様は平気ではないから、やっぱり客足には響いたりして、
それでも、「貸し団扇」などでその年の7月は乗り切ったのですが、
8月に入って、もう「背に腹は変えられない」と、工面に奔走。
 考えてみると、あの頃から今に至るまで結構奔走ばかりしていま
すが、なんとか金子を揃えて近くのホームセンターへ、八月になって
からクーラーを取り付けるヤツは相当珍しかったとみえて、係りの人
が関心していたのを覚えてます。


 クーラーと言えば、建て替える以前の神田の古書会館は、かなりクー
ラーの効きの悪い建物だったような気がします。
 あんまり市場通いしなかった時分の記憶なので曖昧ですが、猛暑
の最中、慣れない市場でウロチョロしていて、古本屋でもある講談の
田辺一鶴師を見かけ、ファンだったので遠巻きに見ていたのですが、
細身の体に開襟シャツが汗でビットリ濡れそぼっていたのを覚えてます。
今の古書会館じゃまず考えられない話です。
 今も市場は「売り」専門なので、「買い」に来られるご同業とは顔を合
わせることは殆どありませんが、一鶴先生ご健在なのでしょうか?

 店が一軒だけでこんなに忙しくなる前は、上野の居酒屋の二階の釈
場にも随分通って、一鶴先生の勇姿を見る機会もありましたが、最近じゃ
それもご無沙汰。………釈場、いい響きの日本語ですね!
 寄席っていうと、何故か冬を連想しちゃうのですが、釈場はやっぱり
真夏がよく似合う!!……って私だけかなぁ?


 
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by shanshando | 2009-07-14 20:20 | ■原チャリ仕入れ旅■