上々堂(shanshando)三鷹

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2011年 03月 28日

不規則営業のおしらせ

東京都知事選。街頭での選挙運動を自粛するそうですね。
私だって、ナントカ軍団なんていう連中が、馬鹿騒ぎするべき時じゃないと
思いますが。
今、史上最大の課題を抱えている東京の首長をきめる選挙がちゃんとした
それぞれの候補の主張を周知徹底させないままに行われるのはよくない
んじゃないでしょうか?

最大の課題はやはりエネルギー供給の新しいあり方についてでしょう。
脱原発を選択して、貧困、不便をみなが分かち合う覚悟で臨むのか?

それとも、都内に原発を複数建てて、自分たちが消費するエネルギーの
生産に関わるリスクは自分たちで負うのか?

いずれにしても、もう他の地方にリスクを押し付けるようなことはできません。
それは、下水道設備のない土地に住んでいて、自分の家の衛生を保ちたい
から、糞尿はよその家の庭先に捨ててくるというような、人間として恥ずかしい
行為です。

脱原発貧乏かリスク込みの繁栄か?今度の選挙は東京都民がそれを責任
もって自ら選ぶべき選挙です。この選択肢にたいして明確な意見を述べる
候補はいるのでしょうか?自粛に事寄せてその辺を曖昧にしたままで選ばれた
首長など、首長の資格がありません。是非明確に現実的な話をして欲しいもの
です。

(これを書いた後で、Ustreamの公開討論会を見ました。小池 渡辺 東国原の
三氏が、自然エネルギーのことを一応言及していますが、自然エネルギーの問題
点を知ってか知らずか、まるで免罪符のように自然エネルギーという言葉を使って
います。こういう態度が実は一番ダメでしょう。石原は逃げたみたいです。)

さて、私事ですが、今日の午後からちょいとばかり身体の調節をするために
病院に入ってきます。
入院中も下記の日程で、不規則ではありますが営業しますので、相変わらずの
ご愛顧をお願いします。

3月28日(月) 正午より午後5時
   27日(火) 休業
   28日(水) 正午より午後5時
   29日(木) 休業
   30日(金) 正午より午後5時
   31日(土) 正午より午後5時
4月 1日(日) 正午より午後5時

 期間中お預かりした本の査定ご報告は4月2日以降となります。
皆様にはご不便をおかけしますが、何卒よろしくご了承ください。
   
           古書上々堂  石丸
 
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by shanshando | 2011-03-28 10:57 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 27日

明日2011年3月28日より4月日まで

不規則営業となります。
3月28日(月) 正午より午後5時
   27日(火) 休業
   28日(水) 正午より午後5時
   29日(木) 休業
   30日(金) 正午より午後5時
   31日(土) 正午より午後5時
4月 1日(日) 正午より午後5時

 期間中お預かりした本の査定ご報告は4月2日以降となります。
皆様にはご不便をおかけしますが、何卒よろしくご了承ください。
   
           古書上々堂  石丸
 

   
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by shanshando | 2011-03-27 17:35 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 25日

ジムに行く前に階段を使え!

夏の電力の不足が心配されている。

私が自転車で帰る道すがらには、フィットネスクラブがある。
まあ私企業だし、従業員の人もいるだろうから仕方ないのかもしれないが、
今のこの騒ぎを未来人の眼で観たらさぞ滑稽だろうなと思うのだ。

そのクラブから直線距離で100メートルも離れていない地点には吉祥寺駅
があり、そこでは健常者の若い大人までがエスカレーターで上り下りしている。
駅では無精して電力を使い。ジムでは健康と美容のためとか称してまた電力
を使う。責任者出てこーい!
私ならずともそう思うんじゃないか?
いっそ、ジムの各種機械にブロックダイナモを取り付けて、逐電してはどうか?

町ではあいかわらず深夜も煌々と灯りをつけている自販機を多く見る。
わずか一時間程度自転車をこげば着く職場に電車で通い。メタボだメタボだ
と騒ぐ。
計画停電はやむなく受け容れるが、自分から進んで節電をしようとはしない。
どうせ今は足りているからいいじゃん!てなもんだ。

自由競争が前提の社会体制だから、大局的には無駄だとわかっていることも
止めようがない。自販機の問題は経産省に問い合わせると、他からも指摘を受
けているから業界各社に通達はだしているけど………という返事。
直接人間が応対するコンビニでは電力の無駄遣いが利用者に指摘されやすく、
企業も社会的イメージに配慮するから、節電に協力するけど、機械が接待する
自販機会社は知らん顔をきめこむわけだ。

いっそのこと夏には大停電がくればいい。
駅じゃエスカレーターはおろか、電車も走らない。フィットネスクラブは長期休業
自販機は中身が変質してしまい廃棄処分。高層ビルは給水がストップしてウンチ
臭が充満。ゴミだしも用意じゃないし、冷蔵庫が止まっているから腐臭漂い
ハエが異常発生。シャワーも使えないから、汗まみれでウンチ臭の空気の中を
ぜぇーはぁー呼吸しながら階段上り下りで汗まみれ、食欲もなくなるから、
否が応でも痩せまっせ!くっさいのはお互い様だから誰も気にしまへんがな!
汗まみれのくっさい汚い美男美女が町にあふれて、おっ洒落ー!
マンションの価格もがた落ち。ただでさえリスクを避けて西へ逃げる人が多いのに
誰が水も出ないハエが飛び交う、ウンチ臭満点のマンションなんか誰が買います
かいな!まあ購入時の十分の一でもまだ売れないやろね。
まぁ、そうなってもローンだけは残るから銀行は安心安心。支払いが滞ったら
屋上からダイブしてもらって保険金で御精算毎度アリーってなもんだ。
そうなったらようやく自分たちの愚かさに気がつくだろう。
そうならないと本当には気がつかないのだ。
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by shanshando | 2011-03-25 16:16 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 24日

東京に原発が林立する日

東京都知事選が告示されたようだが、当然原発の問題が大きな争点に
なるのだろう。
耳聴こえの良いことでお茶を濁さないようにして貰いたいものだ。
もし、脱原発、自然エネルギーへの転換を掲げる候補がいたら、ちゃんと
具体的な実現の可能性を語らなければならない。感情論だけで、クリーン
なエネルギーなどというのは、結局背信行為だろう。

昨日も書いたように自然エネルギーの転換は、経済の縮小、社会体制と
生活形式の変革なしにはありえない。
貧乏になって、エアコンや大型家電も捨てて、江戸時代の日本のような
農業国家になる覚悟がなければ無理だろう。贅沢や利便は確保して、環境に
優しくなんて寝言も甚だしい。

まあ、みんなが覚悟してそうなるのであれば、それも賢明な選択かもしれないけれど、
その場合、医療や教育などのレヴェルが途上国なみになることを覚悟しなければならない。
今の日本人にそれが出来るだろうか?

やっぱり貧乏はいやだよ!というのであれば、やはり現じょうでは原子力発電所を
あらたに造るしかない。
しかし、もう他の地方に用地を提供してもらって、使うのは東京なんていうむしの
いい考えではどこも受け容れてくれるところがない。いくら政治的な圧力をかけようが
札束で頬面を張り飛ばそうが、もう誰もこんなリスクを引き受けてくれないだろう。
当然だ。

今の規模の電力需要を賄おうと思うと、柏崎刈羽原子力発電所クラスの原発が五個分
は必要だろう。それを東電管内の8都府県内で使用電力に比例させて公平に分配する。
柏崎刈羽は国内最大で敷地だけでも420万平米あって、東京都などはそれだけの
用地買収がむずかしいだろうから、とりあえず小さなものを幾つか造って出力量を
確保する。臨海地区は地盤が脆弱だから、地盤の安定した内陸部につくるとして、
一定の面積が確保出来そうなのは、立川の昭和記念公園、小金井公園などが、
ふさわしいだろう。それでも勿論まだ足りないから、砧公園、井の頭公園なども動員
北の丸公園 新宿御苑 日比谷公園なども全部原発にすれば、なんとか今の電力
需要が賄えて、他地域の皆さんに今回のような辛酸をなめさせるご迷惑を掛けないで
済むし、さすがに自分たちの喉元にあるとなれば、官僚や政治家も安全基準に厳格に
ならざるを得ない。すべて良好。きわめて正しい解決手段となる。……というかもうこれしか
ありえないだろう。

TVで震災の情報を見て、気の毒がっている場合ではない。震災の被害は天災だが、
原発事故は半ば以上に人災で、その責任の一端はあきらかに原発電力の恩恵を
蒙ってきた私たち全員にあるのだ。東電とか国は直接の責任者か知らないが、私たちは
謂わばこの国のオーナーであり、そうである以上今までそんなことになっていたとは知
りませんでしたは通じない。ご迷惑をかけたみなさんに申し訳なく思うのなら、今後は
自分でリスクも持つべきだ。
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by shanshando | 2011-03-24 13:41 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 23日

思考停止にならないで

被災地のようすが毎日報じられ、為に国民の心がひとつになっているところ
があって、それはとても良い事だろうと思う。

今は、戦犯探しだとか、責任の所在がどうとか言っている時ではないだろう。
まさにその通り。
しかし、考えて欲しい被災された方に充分な援助をする為にも、一刻も早い
国力の回復が必要だ。まずはやはりエネルギーの安定的な供給が急務だ。
よし、原発を大急ぎで造ろう!とりあえずこうなったら、主な電力の消費地である
東京がその生産地として手を上げるべきだろう。湾岸に原子力発電所を!
おいおい、それじゃあ猿知恵だよね。

昨日、日経が日本の原子力発電は海依存が弱点と報じていた。
海辺は今回のように津波のリスクもあるし、そもそも地盤が脆いから原子力
発電所など建てるのはリスクが高すぎる。……でもさあ、そんなこと始めっから
分かってたことじゃないの?分かっていて、利便性、経済性を安全に優先させ
たのでしょう。
こうして事故が起きて、取り返しの付かない事態を前にして、「弱点は海依存ですね!」
なんてしたり顔で言うのは、むしろもっと根本的な問題から目を逸らす行為だと思う。

この事態に際して、自然エネルギーへの過度な期待を言うのも、やはり無責任な
ことであるらしい。現状自然エネルギーは今の肥大化した物質文明を支えるには、あまりに
力不足だ。ない夢に期待をもつことは罪だろう。自然エネルギーを利用するには社会の
再構築しかあり得ない。

ここまで、他人事のように書いてきたが、実は他人事でないことは良くわかっている。
このところの停電騒ぎで、私たちの社会がいかに電力に依存している社会なのかが、
思い知らされた。我々はそれぞれ自分で生きているつもりでも、実はそういう整備された
インフラの温床のうえで生きているに過ぎない。つまり私たちは全員今回の原発事故の
共同従犯だといっていいだろう。
自然エネルギーへの切り替えもすぐには無理、というか我々全員がエアコンを諦め、
大型TVを捨て、すべての自由主義経済による競争原理を捨てない限り、それは無理。
では、火力発電に戻るか?これは資源の枯渇が見込まれるかぎり難しいですね。
温暖化のこともあるけど、実は原子力発電もウラン精製その他でかなりCO2を排出している
という説もありますから、一応即座に原子力のほうが温暖化防止に寄与するとは言えない
ようです。
となると、やはり原子力の安全利用しか答えは無いようですが、それにはまず現今のエネルギー
政策に至った歴史的な経緯、付随する利権の構造、原発ジプシーなど暗部に隠された事実
を公表するなどが行われなければならないだろう。
一部の政治家や官僚だけが事実を囲みこみ、周辺住民はじめ利用者にも安全だ安全だと
ばかり言い続けて、いざ事故が起これば、リスクはみんなで分担じゃ誰が納得するか?
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by shanshando | 2011-03-23 15:09 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 20日

ただちに影響は……

 地震の数日前、NHKが太平洋戦争前にマスコミの自主自立が奪われ…
いや、途中からはむしろ自ら放棄していったさまを特集番組で報道していた。
 日本放送協会などは、自主的にナチスの宣伝省のやりかたを研究して、
模倣するようなことさえしていたらしい。

 歴史を後から振り返って批判するのは簡単だと言われるが、後から
反省だけするのも簡単だ。反省したって、反省の結果を後に活かさなけれ
ば、なんの意味もない。

 今日こんな記事を読んだ。
農産物から放射能、食べても平気?
 「健康害にたいするリスク小さい」という小見出しもついている。
たしかに、無用に不安を煽ることは控えるべきだろうが、このような重大なことに
対して、ちょっと無責任に断言しすぎではないか?
食事からうける内部被曝を レントゲンのような外部被曝と比較していいのか?
レントゲンを日課にしている人はないだろうが、食事は毎日三食とる。
一回あたりの被曝量がすくなくても蓄積すればかなりの量になるのではないか?
アメリカは在留する自国民を80キロ半径から退避させたのに、なぜ日本人は
30キロ圏内でいいんだ?日本人にはアメリカ人にない放射線にたいする耐性でも
あるというのか?
空気中から浴びる線量にも比較としてレントゲンを持ち出すけど、レントゲンは一瞬
の被曝なのに比較して、空気中から受ける被曝は恒常的なものだ。当然少ない
線量も浴び続ければ蓄積すると考えるのが普通だろう。そこへ内部被曝が重なれば
ほんとうに「健康害にたいするリスク小さい」などと言っていいのか?

 悲観的な報道を故意に流して、世間を混乱させる輩も許しがたいが、冷静な取材検討
のもとに真実を報道する義務のあるマスコミが、為政者による「愚民誘導」に手を貸す
ようなことをしていいのか?
今の報道の真贋は以後数十年に亘って、私たちの身体を検体として、否応なく検証
されることになる。当時は国家の指導に基づきそのような報道をしましたが、今後は
反省いたします。……なんて後から言ったてもう遅いし、今の情報が故意に作られた
楽観論であるなら、それは風評被害となんら変わることがない。
 



  追記:
 政府およびマスコミが繰り返している「ただちに人体への影響があるという数値ではない」
という報道は、あくまで急性の放射線障害については問題ないと言うことであって、低放射
線被曝の晩発的な障害についても安全であるとは言えないということです。低線量被曝が
起こしえる人体への影響は、今の段階では自己責任で回避するしかないようです。
 判断は個人に委ねるにしても、そうした可能性がゼロでないことは、きちんと伝えるべきでは
ないでしょうか。
 将来、低線量被曝による障害が社会問題になった時、国は「ただちに人体への影響がある
ということはないと言ったのであって、ずっと浴びていても平気だとは言っていない。」と言う
でしょう。注目すべきは、事態が一応の収束に向かった後、いったい何時首都機能の移転
が言い出されるかでしょう。
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by shanshando | 2011-03-20 13:30 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 18日

自販機の消費電力

 閉店後、自転車で駆け抜ける三鷹・吉祥寺・西荻窪の夜はほんとうに様変わりした。
とくに顕著なのがやはり吉祥寺で、なかには強行に看板の灯りを消そうとしない店も
あるけど、凡その店は協力的で、未曾有の災害に臨んでみんなが協力しようという
気持ちが感じられる。
 大体、夜の九時十時ともなれば出歩いている人も殆どないから、盛り場で夜の営業
主体のお店はつらい事だろう。客がいなくても高い賃料は容赦なく掛かってくるのだから、
長期化すると、ひどくは廃業、さもなければ従業員の解雇をせざるを得ない店も続出する
だろう。
 そういう危機感をもつお店は、いけないと思いつつも少ない歩行者にアピールするべく、
看板の電気をつけてしまう。気持ちは判るが、これはやはり歯を食いしばってでも我慢
するべきだろう、本当に命の危機を感じている人がいるのだから……
 
 結局こういう国難にも近い状態の折に、埒外で収益が保障されているのは、不労所得
である家賃収入である。苦しさを分け合うのは、事業者と従業員のみ。
 借りてるものの賃料を支払うのは当然だし、特例的に一時値下げをするというのは手続き
上煩雑かもしれないが、それでもそれをやらねば、全体的な経済の落ち込みを加速させるの
だから、これはあきらかに反社会的行為というべきだろう。
 不動産所得は元来非常に累進性の強い税だが、国は子どもに対する保障を見直す前に
この税に対する課税率を引き上げるべきだろう。そうして特例的に家賃の減額をした貸主には
その率に応じて税の減額に応じる。これをやれば事業者は、一層省エネに励み。従業員の
失業は減り、失業保険、生活保護などにかかる負担も軽減されるはずだ。
 やらなきゃ、不労所得層だけが富み、彼らはそこから得た利益をFXなどに投じ、円高を加速
させる。G7が協調介入しようと、日銀が頑張ろうと、欲にかられた連中に食いつぶされるのが
落ちだ。

 昨日は計画停電のほかに緊急停電も懸念されていたから、町は一層静かだったが、
そうなると、消し忘れかもしれないが、無駄な電力を使っている店が目立つ。
 前述したような深夜営業の店はある程度しょうがないが、昼間しか営業していない店が、
宣伝の為の看板を煌々とつけていたり、吉祥寺では教会の掲示板にも明かりがついていた。
「こういう時だからこそ神の教えを……」というお心かもしれないが、はっきり言ってそれは昼間
やるか、神父さまだか、牧師さんさんだかがご自分で外に立って口頭でやっていただきたい。

 そうしてこれが実は一番気になったのが自動販売機である。
自販機一台にかかる電力は500キロから1000キロワットということだが、2003年の
データで、都内にある自販機は30万台、今は増えているのか減っているのかわからないが、
とにかく 半端じゃない数が夜を徹して稼動しているのだ。暑い時期なら商品の劣化なども
案じられるだろうけど、この寒い時期だから、深夜くらいは消して置けるんじゃないだろうか?
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by shanshando | 2011-03-18 13:04 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 17日

静かな狂騒

 ガソリンを消費するバイクの使用をやめて、自転車通勤にしだしてから
もう何日になるだろう?まったくもって体力不足を思い知らされている。

 幸い、ご近所のみなさんもこの機会にご整理を考える方が多いとみえて、
持ち込み買取が多いから、出張はせずに済んでいて。このぶんなら
今不足しているガソリンを無理に買ってくる必要もないから、そのぶんに
ついては結構なことだと思う。
 
 街路は節電とガソリン不足の功が奏して、まるで見違えるように静かで、
これについても大変良いことなのだろう。吉祥寺で客引きをしている、キャ
バクラの従業員諸氏にはお気の毒なことだし、まあ景気悪化には更に
拍車がかかるかもしれないが、今は楽観してこの静寂を楽しもう。

 知り合いのアメリカ人家族は、東京に家まで買って生活の基盤まで整え
ていたはずなのに、早々と関西に移ってしまったそうだ。さすがに騎馬民族
は決断が早い。
 フランス政府も在留している自国民に、国外への退去をするか、日本の
南に移動するようにとの勧告を出したと、昨日TVで報道していた。
 お金持ちや関西に縁故のある人で、どうしても東京に留まる必然のない人
は、まぁ数日の様子見ということで、関西に行かれるのも、東京の混乱を避
けるという意味では悪くないだろう。

 現段階で逃げ出してゆく人々が考えているのは、おそらく

① 更なる地震の発生への懸念。
② 放射能汚染に対する懸念。
③ 物資不足、電力の供給の不安定に対する懸念。
④ 経済の主体はこれから間違いなく関西になるという読み。

といったところだろう。
あまり無責任なことを書いて風評被害を起こしてはいけないから、あくまで
人一倍心配性で、かつどの事態に関しても素人に過ぎない私の雑感だと、
お断りしたうえで言うのだが、
 ①と③は日本中どこへ逃げても左程リスクに変わりはないと思う。
日本列島は火環島弧といわれるとおり、積み木のように組み合わさった
大陸プレートの上に、火山を並べたようなもんだから、地震の起こる可能性は
この際どこもあまり変わらなくなったのではないか?また物資不足は深刻な
様相の被災地を除けば、日本中どこでも同じだと信じたい。
まぁコンビニのお弁当くらいは、たくさんあるところと、そうでないところがあるだ
ろうけど、「コンビニのお弁当がないから、もう九州に引っ越しちゃおう!」なんて
人はあまりないように思う。

 ②は、少なくとも東京では深刻な事態になることはないだろうと思う。
そういえばこんな本がありましたね。「東京に原発を!」広瀬隆 (集英社文庫)
今、amazonで検索してみたら、絶版になってて、阿○みたいな古書価がついて
いた。こういうのどうせすぐに復刊されるだろう。
 もともと東京には被害が及ばない距離を計算して、施設を造っているはずだから、
(不公平ですね。中央集権の弊害の象徴的なことです。今度の問題が収束して
からも、政府は「脱原発」を真剣に考える気はないようですから、また新たな耐震
基準で新たなプラント建設という方向になるでしょうが、そうなるともうどこの自治体
も誘致したいと思わないでしょうから。結論として、使用する地域内で使用する電力
を生産するという意見が出て。ついに東京に原発が作られることになるでしょうか?)
とにかく、ミカドがおわしまし、官僚諸氏がおわしまし、政治家先生も大体はおわします
東京に被害が来ないように そこはきっちり計算されているはず。

 ④、これは充分にありえることです。どうかすると事態収束後、首都機能の一部移転
も、行われるかもしれない。天皇陛下が「ご遷座をお断りになって、国民と苦難を共にする
……」という情報を流していた人がいたけど、これは現時点やったらパニックになるから
絶対にやらないだろうし、第一「ご遷座をおことわりになって」自体ないだろう。
いや、天皇陛下が保身をされるというのではなく、まず今の段階でいったい誰がそんな
ことを聴くというんだ?ということ。
健康状態を案じる侍従あたりが、伺うかもしれないが。そんなことをしたとしても、その経緯
をペラペラ喋るようなことがあるわけがない。
 ただ、事態収束後は話が別だろう。ひょっとしたらあるかも?
いや、ないか。京都御所じゃ、警備が不十分だしね。生活だって出来る状態じゃないだろう。
でも、経済の主体は否応なく関西に移る。……うん?違うか?
 そうか、関西にだって活断層はあるわけだから、リスクはある。
となると、いよいよ首都機能の分散移転ということになる。このところ議論が沸騰している
地方分権にも資するし、人口の密集を解決すれば、脱原発、自然エネルギーへの転換も
見えてくる。
 道州制への切り替えによる行政の改革も論議されるだろう。
 今回、大変な被害を蒙った東北地方の太平洋側もやがて復興に伴って首都機能の新たな
受け入れ先の候補になるだろうy。なにしろ千年に一度のプレートの大移動が起きたわけだから
あと千年は、かえって他の土地よりリスクが少ないことになる。
 しかし首都機能の分散移転て、十数年前に堺屋 太一さんがやろうとして、潰されちゃった話
だよね。あの時点でやってれば、今の日本が抱えてる問題の殆どが解決しやすかった。
あるいは、とっくに解決してたのに。誰だっけあの話潰したの?

 ……となると、今息咳きって関西に移るというのは、ちょっと早計にすぎるね。やはり。
まあ、移っちゃったみなさん。お金があるなら関西で休むのも良いけど、燃料や物資は
なるだけ被災地に回しましょうね。




 追記: ここまでを読んだ家人からその前に書いていた事と正反対じゃないかと指摘された。
しかしはっきり言って全然反対じゃないので、書き添えることにする。 
 前回書いたように まずは自分の家族や責任を持つべき人の安全を確保したいと思うことは
あるべき姿だと思う、今日書いたアメリカ人の知人にしても、彼なりの判断で危険だと判断し
たから、大事な家族を彼の信じる安全圏につれて逃げた。それはそれで良い事だ。
このような場合国家が流す情報が万全だと思うのは、それこそ間違っている。
 
 悪意をもって情報が曲げられるということは、さすがに今の日本ではないと信じたいが、
(かつては著しいねじ曲げをした前科がありますねぇ、)悪意ではないまでも、いや悪意では
ないからこそ、国家というのは全体最適を考え、情報の流し方を考える。
 みなさん、絶対気づいているはずだが、放射能の量に関しての報告には必ず「ただちに
人体に被害を及ぼすことのない値です。」とつける。勿論それは事実に違いないから、
軽挙妄動は厳に慎むべきだ。
 
 軽挙妄動とはこの場合何か?よく事態を見極めることもなく、恐怖心に煽られて、自分が
行動するだけならともかく、他人にまで確実な情報でないことを喧伝することを言う。
 自分が責任を持って判断し、粛々とそれを実行する。他者にそれを話す必要がある時は
あくまで私見であることを明確にして話す。これは、まったく問題ないというより、むしろそう
あるべき個人責任だと思う。
 個人責任というと最近では 即悪者にされてしまうが、国家は弱い人、窮地にある人から
順番に救わなければならないのだから、自分で考える力がある人は自分で判断できることは
自分で判断し、行動する。小心と言われようが、見苦しいといわれようが、自分と自分の大事な
人を守るためには必死で調べ、理解し、行動する。それが基本ではないのか?
 
 勿論そこにもルールはある。欲張った買占めや、他者を押しのけてでも自分が逃げるというのは
完全にルール違反だが、物資が切れかけていると聞いて行列に並ぶくらいは、全然ルール違反
じゃないし、みっともなくもない。
 
 私だって、普段行列が大嫌いだから、ラーメン屋の前とかで並んでいる人は馬鹿にするが、
子どもに食べさせる米を購うためなら並ぶだろうし、全然恥ずかしくない。前回書いた事は
そういうことで、そういう姿勢に則ってさまざま自分なりに調べ、考えたところが今日の記事
というわけだ。

 現場で危険に身を晒して作業されている方には本当に頭がさがる。
原発内だけではなく、養護老人ホーム内から移動できないご老人に付き添って、退避勧告の
出た地域内の施設に残られたかたもいると聞く。人間としてまさに高潔な姿だと思い、なんとか
お力になれることはないかとも思う。しかし、同時に私は放射線量に問題がないとされる都内
にいながら、自分の子ども達の健康被害を気にしている。経年被曝の可能性はないか?
汚染は自然界に人体にどのような形で残留していくのだろう?福島より更に近い東海や浜岡
は本当に安全なのだろうか?
 もっと具体的な危機に瀕している人がいるのに、自分の心配ばかりして、それはエゴイズム
じゃないかと言われるだろうか?私は絶対にそうは思わない。
 この天災に人災が重なった未曾有の危機のツケはこの後永く日本人が支払い続けることに
なる。それならば、個人は個人でちゃんと責任をもって危機管理をするべきだ。子ども世代に
残すツケを少なくする知恵として、けして軽挙妄動するのではなく。
 
 追追記:天皇が上記の発言をされたかは不明だが、東京を離れられたという報道もないから、
千代田のお城に居られるのだろう。もし、本当に私の上記のような杞憂にちかい危惧が現実となった時
天皇はどうされるだろう?
 はっきり言って私は天皇制を支持するものではないが、今上天皇は、家族達をすべて疎開させ
ても、皇居に残り祭祀を続けられると思う。そのような祭祀にどんな意味合いがあるなどという
事は思わない。神道に限らず宗教祭祀の意味は科学的な証明の埒外にあるものだから、彼が
それを続けるならそれは絶対にあるのだ。私は今上天皇こそ、古代よりつづく天皇家の歴史の
中でも稀有な、特に近代以降ははじめての純粋な宗教司祭としての立場を具現できる存在だと
思う。歴史が彼をしてそういう存在にし、そうしてそういう立場の天皇は絶後となるのではないか。
 彼の子ども達以降の世代にそんな任を負わせることは、あまりに気の毒である。
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by shanshando | 2011-03-17 08:18 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 15日

パンが無いのなら、

いずこのスーパー、デパートも商品の争奪合戦で大変みたいだ。
わたしも被災地にいる親族のためにカセットボンベをすこし買ったけど、
残念ながら送る手段が今のところない。

争奪合戦をしている多くの人は、勿論まずは自分の家族の為だろう。
やれ簡易食だトイレットペーパーだ、懐中電灯だと血眼の姿は確かに
みっともないけど、私はとてもそれを馬鹿にする気になれない。
血眼ではあっても、実際に暴力的な手段をとるわけでもないだろうし、
自分の家族のために必死になる中高年の姿は今の若者が簡単に
生を投げ出すのと対照的で、私はむしろ見苦しいぐらいに生に執着
して我を失うくらいの人のほうが好きだ。

東北の悲惨な現状を目の当たりにしながら、なんだか妙に冷めたこと
を言う人が結構私の周辺にはいるのだが、それは多分生命の危機を
バーチャルな事象としてしか捉えられていないせいだろう。
戦争を体験している私の母の世代はそれこそ身も世もない。
石油危機の時もトイレットペーパーの行列に並んでいたなぁ。
なにしろ、小さい時に兄妹や親が理不尽に命を奪われてゆくのを
見ていれば、「そこまでして生に執着するかねぇー」なんて寝言は
どこを押しても出てこない。

まずは、自分の庇護するべきものを守る。そうして当然自分も生きる。
そういう哺乳類としての本能みたいなことが壊れていると、人の命まで
軽んじる人間ができるんだと、私は思う。

もちろんエゴイズムの醜さを正当化するつもりはない。
しかし、自分の命が可愛くないやつに人の命なんか守れるもんかと、
思うのだ。
冷静さと、生への執着を自分の中で矛盾させないでもてる人間だけが
生き残れ、そうして結果的に人をも救えるのだ。

表題は「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない。」という
マリー・アントワネットの有名な言葉だが、飽食の時代に甘やかされて
育った私たちは、本当に無知で鈍感な王族のようなものだ。
パンを奪い合うために、本当に暴力まで行使される事態にならないと、
生の有り難さがわからないのか。
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by shanshando | 2011-03-15 15:14 | ■古本屋子育て日記
2011年 03月 14日

節電営業

今は、まんだらけ帝国の牙城となった中野ブロードウェイに入る手前に、
その昔、黒っぽい本を揃えた、渋い古本屋があった。
素人の時分、私はここでシュタイナー関係の本を、当時の私にしたら、
大変な高額で買わせていただいたことがある。

店の作りは典型的なうなぎの寝床スタイルで、左右の通路にあまり燭光の
強くない裸電球が並んでいて、薄暗さが、書架に神秘的な雰囲気をかもしていた。

前にもこの店のことを書いた気がするけど、今日書いているのは、本日の上々堂が
まさにそんな雰囲気になっているからだ。

勿論、それは節電のため。
おかげさまで、当面わが店は計画停電の対象からはずれて、心配していた深夜営業
も九時までは出来そうで、でも皆さんが不便をしている中、煌々と灯りをつけていたのでは、
申し訳ないから、営業できるギリギリまで照明の数を減らしたわけだ。

天井の高いこの店を薄暗くすると、劇場空間を連想する。
思えば、19の頃劇研に入ってこの暗さの魅力に魅せられたのが人生の分岐点だったのね。
    
                   ○

自分より苦しい立場にいる人々を思えば、不便になど不平は言えないけれど、地震はともかく
原発事故はやはり人災の感をいなめない。雁屋哲さんみたいに「自民党の政治家は人柱に
なれ!」なんていうのはそれこそ、平静を欠いた発言だと思うけど、気持ちは判るし、
やはり正面からの反省がなされるべきだと思う。

自然エネルギーへの切り替えは、日本のように巨大集落をいくつも抱えた国では不可能だと
聴いたが、本当にそうだろうか?

例えば、三鷹市がモデル都市として、デンマークのロラン島のような試みは出来ないか?
そうして、成功すれば、他の自治体にも広げてゆく、確かに東京は巨大集落だけど、
三鷹市は、八王子市は、あきるの市は……、これらを独立したコミュニティーとしてみれば、
脱原発も無理ではないのではないか?

無理だからやらない。だから今回の悲劇は必要な対価などと誰が言えるだろう。
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by shanshando | 2011-03-14 16:42 | ■古本屋子育て日記