上々堂(shanshando)三鷹

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2009年 11月 08日

おごめん

子供と話しているとつい説教くさくなっちゃって、自分で自分に鼻白む。
今朝も労働を賛美するかのような、能書きを垂れてしまって、イヤお恥ずかし。

たぶんこのブログを子供が読むことがあるとしても、そんなのずっと先だから、
きっとその頃は、今朝の説教なんぞ憶えてやしないだろうから、しょうがないけど
一応自分へのけじめということで訂正。

あのね、本当はね働くのなんかち~っとも偉くないの。
そりゃあね、お金は必要だから、やっぱりパパは働かなきゃならないんだけど、
それは自分や家族のために…という極個人的な事情で、
個人的な事情だから恥ずかしいなんてこともないんだけど、
べつにやっぱり偉いことでもなんでもないんだ。

パパがお仕事を辞めちゃって、君たちとず~っと遊んでいたって、
困る人は、たぶん世の中に5人くらいしかいないと思う。

その5人だって、きっと「わー、どうしよう~困っちゃった!」ってほど困るわけじゃ
なくて、「やれやれ困ったな、う~む」ってコーヒーを一杯飲む間考えればすむ
くらいの困り方なんだ。

信じられないかもしれないけど、世の中の大抵の大人の人がやってる仕事なんて
じつはそんなものなんだ。
みんなで一斉に、「せーの」でやめちゃえばかえっていろんなことが良くなるかも
しれないくらい……。

仕事をするということは、べつの言い方をすると、「価値を作る」ということになるん
だけど、誰かが作り出した「価値」を別の誰かが欲しくなっちゃって、それを得るため
にその人もまた別な「価値」を作る。そうしてその「価値」を欲しい人がまた別な「価値」
を作って………、そういう「価値」と「価値」がカチカチカチカチ鎖みたいに繋がりあって、
……時には網みたいに折り重なったりもして、それだけでもう充分にややこしいんだ
けど、さらにややこしい事には、作り出される「価値」にはかならず「リスク」というマイ
ナスもくっついてきちゃうから、今度は「リスク」を処理するための「価値」が必要にな
ったり、その「価値」がまた別な「リスク」がくっついちゃったり、何が何だかも判らない
ことになってるんだよ実は…。

本当はもうみんなそういうことに結構飽き飽きしてる……とパパは思ってるんだけど、
「じゃあ、もうみんなで一斉に辞めちゃいましょうよ!」ということにはなかなかならない。
「え~っと、ボクは辞めてもいいんだけど、ボクだけそのつもりで辞めちゃって、みんな
は『やっぱ辞~めない』とか言われると困るし、やっぱりそんなに多くないけど、無くなる
と困る仕事だってあるにはあるし……」なぁんてね、たぶんみんなそんなふうに考えて
るんじゃないかなぁ?

だから、君たちが大きくなった時にもたぶん「価値」の連鎖は無くなってない。
今よりもっと混み入っているいるか、もっとシンプルになっているか?それは判らないけど
やっぱり君たちもその連鎖のなかに入ることになるんだ。………しょうがないね。
でもだから憶えておくといい、仕事の話を誰かとする時、お互いに励ましあう…「お互い
頑張ろうね」という人は信じていいけど、その言葉の前か後に「これは素晴らしい仕事
だから…」という言葉をつける人は簡単に信じちゃいけない。その人はたぶん凄く偉い人か
詐欺師のどっちかなんだ。


今朝のパパはどっちだって?……さあね?
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by shanshando | 2009-11-08 12:48 | ■原チャリ仕入れ旅■


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