4月22日金曜日 晴れ
あっという間に時間が過ぎてしまう。
と、感じだしたのは、いつ頃からだろう?
すくなくとも子供の頃はもっとゆっくり時間が
流れていて、そのころはそれが嫌だった。
毎日の時間割、週ごとの休み、学期。
そんなものが永遠につづく悪夢のようで
嫌でたまらなかった。
日曜の夕方、テレビが「サザエさん」のテーマ曲を
流し始めると、「また明日から、自分の立場ではいかんとも
し難い苦痛を味合わされる日々が始まるのだ。」と宣告され
ているようで、にこやかに笑ってるサザエさんが憎かった。
今、私は「サザエさん」嫌いではない。
観てる時間もないからわからんが、観たらたぶん好きだと
思う。
あんなふうな、家族の営みというのは本当にどこか
に有るのだろうか?
あんなふうにおとなしく、日常に従順に生きて、
そこにささやかな喜びを見つける生活というのは絵空事で、
それだからみんな、無条件にあの漫画を愛するのだろう。
何を書いてるんだろう?
今日仕入れてきた、小林豊さく「まち」という絵本を
見ていて、なんだかこんな事を考えたのだ。
さて、客足も絶えたかな、帰り支度をはじめるか。