上々堂(shanshando)三鷹

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2007年 02月 25日

よんつぼ


中野のカフェ
 『カルマ』
のマスター丸さんが阿佐ヶ谷に新しいギャラリーカフェを
開くというので、まだ工事に入る前の物件を見せて貰いに行きました。

丸さんは私の作品で、いつもシブい存在感を光らせるダンサーでもあり、
『カルマ』は東京のカフェ文化を語るのに欠かせない店です。
ダンスの時は私がエラそうに何か云ったりしていますが、日常的に私は丸さん
の自由な発想や肩を張らない生き方を尊敬していて、ひそかに人生の師
と思っています。私のみならず、丸さんを知っている人にはそういう人が多い
でしょう。

阿佐ヶ谷の物件は、ほぼ正方形の四坪くらいで、カフェとしては狭いけど、
阿佐ヶ谷ラピュタの近辺で立地がよく、色々な可能性が描けそうです。
(古本屋に向いている!狭いが立地が良いから、充分良い商売が出来る筈だ!
買取りもありそうだし、何しろ周りに、『夜の昼寝』や名曲喫茶『ヴィオロン』
など素敵な店が一杯あるし、向かいのおでんや『米久』は東京のおでんやで
ナンバーワンと私は思っている。ここで是非古本屋を開いて……。)
ああ、そうかギャラリーカフェでした。
いや、丸さんならいい店を開くに決まっているから、素人の私がどうこう云う事は
ないので、例えばここで古本屋を開くならという架空の話をしてみましょう。

いろんなところで何度も言っている事ですが、私は空間道楽なのです。
古本屋をやっているのも、半分は空間に対する興味だし、ダンスをやっているの
は丸ごとその為です。誰か私に空間演出の仕事させてくれないかなあ。

とにかく、今日は想像上のお遊び。
物件はほぼ正方形の四坪、建物は木造、立地は中央線阿佐ヶ谷から徒歩5分
さて、ここで古本屋を開くとしたら、貴方ならどう造りますか?
実際の丸さんが見つけた物件は奥に小上がりの廊下のようなもの見えますが、
架空の物件ではないものとして考えて下さい。
 ……………………………………………………………………………………
どうですか、いいお店が造れそうですか?
四坪は畳八枚、かなりキツいですよね。
私は、こうしてみました。
 
・まず、大家さんの許可をとって、天井板を抜きます。

・次に奥の壁の中央に昔の電話ボックスくらいの大きさの函を造って、ここが
 帳場です。函の両側面には本棚を取り付けますが、これは文庫棚が良いと
 思います。高さ2m余りの棚で両面で千冊は入ります。
 
・函の正面は高さ85cmぐらいの処に蝶番付のカウンターを付け、出入りはこ
 こからします。

・函の奥の両脇の壁は面出し陳列棚。絵本や画集、写真集などを置いて天井
 からのスポットで照らします。
 
・両側の壁は勿論全面棚で、計算に寄りますと両方で2000冊入る筈です。

・さて、両側の棚の奥をストッカーに使う事にして、深さを通常の営業棚の
 倍とるとしても、真ん中に2m50cm×3m程度のスペースがあく筈です。
 昔の古本屋ならここに絶対棚を置きますが、ここは敢てテーブルと椅子を
 置いて、イベントスペースとして使います。普段はテーブルに大判の本や
 、装丁の綺麗な本、ブックカバーなどを置いて販売すれば、狭い店がゆとり
 を感じさせるスペースになるはずです。そのために大事なのは勿論はじめに
 書いた天井を抜く作業です。照明は奥の面だしを照らす他は、中央に裸電球
 一個あれば充分な筈です。

真ん中をイベントスペースとして使う為に、奥の帳場ボックスと文庫棚を折り畳み
可能なものにするのも良いでしょう。コンパネを使って造れる筈です。

店の名前は「古書 燭光堂」なんてどうでしょうか?
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by shanshando | 2007-02-25 14:37 | ■原チャリ仕入れ旅■


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