上々堂(shanshando)三鷹

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2007年 07月 20日

夜更けの寒気

何だか急に全身の毛穴が開いたような感じがして、眼が醒めた。
枕元の携帯で時間を確かめると、午前3時を少し廻っている。
昨日は昼頃から喉がすこし痛くって、大したことはなさそうだが
用心のため昨夜は大蒜をたっぷり利かせたパスタを食べたのだが
どうやらやはり風邪を引いてしまったらしい。追って下腹も痛くな
ってきた。

布団を頭から被りなおして暫くは丸まって、状況が自然に治まる
のを待ったが、寒気も腹痛も治まるどころか益々酷くなる。
今朝は買取もないので、朝寝してしまうのを覚悟で薬を飲もう。
意を決して階下に降りると、トイレの前にいつもの大田さんが立っ
ている。ああ、そうか。金曜日の午前3時か。ここ暫くよく寝付いて
いたので、すれ違いだったが、相変わらず出ていたんだ。見る人間
もいないのにきっちり出ているとは舞踏家のように律儀な人だ。
こちらもそうだが、向こうももう慣れたものでニッコリ会釈をしてから
台所の水道を指差したので、コップに水を淹れてやって差し出すと
納得したように微笑んで消えていった。

最近日曜大工で自作したパソコン台の下の引き出しを探って、常備
薬の風邪薬をみつけ、ダイニングを兼ねた居間のソファーに腰掛け
ると、大田さんのために淹れたコップの水でそれを嚥み下した。
腹は相当ゴロゴロいっているが、本格的な便意になるまではまだ
少しかかりそうだ。そのままソファーで「ナイアガラに恋をして」という
CDのライナーノーツに読みふける。これは奇妙なライナーノーツで
付録として大滝栄一氏の70年代からの仕事の足跡を系譜図のよう
に示されたものが付いていて、それが中々面白い。読んでいるうちに
昨夜二度繰り返して聞いたCDがまた聞きたくなるが、深夜なので
一応遠慮して、そそくさとトイレに入った。

トイレの壁は白い漆喰で、よく見ると鏝跡がかすかにわかる。それに
意識を集中しながら排泄していると、近所の道路を通り過ぎる深夜便
のトラックの轟音が振動として尻に伝わってくる。それはまさに命の底
に直接伝わるような振動で、私には生きていることの実感そのものと
いうふうに思える。
トイレで自失すること数分、気がつくと時計は4時に迫っていた。薬の
せいで再び圧倒的な眠気が体を包み込んできたので、2階の寝室に
戻り、就寝。朝8時過ぎまで意識を失っていた。
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by shanshando | 2007-07-20 13:27 | ■原チャリ仕入れ旅■


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