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上々堂(shanshando)三鷹

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2007年 08月 31日

らりー

昨日は、閉めようと思っているところにお客様が数人入ってきた。
小雨降る中をせっかく来ていただいたのだから、ご覧になっている間
待とうと新聞を繰っていて、素敵なニュースを見つけたので、至急パ
ソコンを立ち上げ直して、詳細情報を検索してみた。
以下はCNNニュースからの転載です。

ワシントン――アイダホ州選出のラリー・クレイグ上院議員(共和党)は
27日、中西部ミネソタ州のミネアポリス・セントポール国際空港内の男
子手洗い所内で今年6月、内偵捜査の私服警官にみだらな行為を働こ
うとして、逮捕された事実を明らかにした。


今月初旬、有罪を認めたという。ロイター通信によると、米議会紙ロール
コールは、同議員は罰金500ドル(約5万8000円)、観察処分1年など
の罰則を受けた、と伝えた。


同議員は27日声明を発表、わいせつ行為の詳細には触れなかったが、
「混乱した行動に及んだ」ことを認めた。同紙が報じた警察の報告書に
よると、議員は手洗い所内でわいせつ行為の発生などを調べていた私
服警官の隣りの個室に入り、同性愛者が誘惑のために通常用いる合図
を送ったという。


同議員は3期目で、妻と子供3人がいる。来年、選挙を迎える。


米国の男性の同性愛団体は昨年10月、ウェブ上でクレイグ議員が複数
の同性愛の関係を結んでいたと指摘したが、議員の事務所は根拠のな
いでたらめな話と否定していた。同議員は上院で2006年、同性同士の
結婚を禁止する憲法修正案に賛成していた。



別のニュースに拠れば、ラリーさんは「私は嘗ても現在も同性愛者であっ
たことはない。」と云っているそうだけど、「混乱した行動に及んだ」ことは
認めているわけで、同性愛がらみ以外でどういう「混乱した行動」がありえる
だろう?男子トイレで。

また別のニュースによれば彼のとった行動というのは、トイレの壁の下の
隙間(アメリカのトイレは上下が広く開いてますね)から足を差し入れると
いうもので、これは同性愛者が誘惑する時につかうサインだとか、

私ははっきり云ってこのラリー・クレイグさんに同情している。
自ら同性愛者である可能性を否定して、他の同性愛者たちの不利益になる
行動をとったことも含めて、非常に人間的で、且つ快楽のなんたるかを心
得た人物だと思い。もし機会があれば(ないだろうけど)法廷で彼のために
証言してもいいとすら思っている。

彼は「自分はゲイではない」と云っているし、それは事実だろうと思う。
同性に劣情を感じることがある者はすべてゲイである。という固定観念こそ
むしろ忌むべき物だと思う。バイセクシュアルとかそういう言葉を敢えて持ち
出す必要もない。人間はその気になれば器物にすら劣情を覚えることが
出来るし、出来ることがまた人間が知的生命体であることの証明であると
思うのだ。例えば私はある種のペットボトルに最近抑えがたい劣情を覚え
ているが、だからといって私を「ペットボトルフェチ」などと呼んで蔑む人間が
いたら頑として闘うだろう!ペットボトルに劣情を感じたからといって、人間を
愛することを忘れたわけではない。勝手な定義づけは迷惑だ。

ラリーさんは今年62歳、子供も3人居るらしい。
これは想像だが、中年になるまで所謂ストレートとしての性を愉しんできた
彼は、ある日同性にも並々ならぬ興味を抱いている自分に気付いた。ある
いは誘惑に駆られて体験をしたこともあるのかもしれない。そうしてそれは
彼にとって妻との間では得られない快楽だったのだろう。
素晴らしい!どうしてこの歳までこの素晴らしい体験を知らなかったのだろ
う?私は人生においてとんでもないミステイクをしていたのではあるまいか?
彼はドンドンその世界に嵌っていった。その度合いはかなりの物だったらしく
少年にいかがわしい内容のメールを送って問題になったこともあったそうだ。
しかしみなさん、だからといって彼は同性愛者だと決め付けるのはやめてください。
彼が同性に劣情を感じるからといって、彼が同性を愛したという証拠は何処
にもないではないですか!


同性愛者じゃないにしても、同性愛者と行為的には同じことをしているくせに、
同性愛者に不利益な行動をとるのは政治家として間違っている。という人も
いるかもしれない。しかしそれはどうだろう?
彼にとって同性との交接は、社会的にアブノーマルとされるからこそ気持ちいい
ものであったような気がする。
彼には、おそらく堂々と手をつないで公衆の面前に出、あろうことかキスまでし
てみせるような同性愛者は永遠に理解できない存在なのではあるまいか?
同性による交接は神の摂理に反している。反しているからこそ、それを密かに
冒すことに彼は喜びを感じたのだ。
上院議員としての社会的地位によって得た豪華な屋敷の豪華なベッドルームで
妻とするセックスよりも、田舎の空港の汚いトイレで見知らぬ男と抱きあう感動!
そのほうが遥かに享楽的であることは、そのケのない人にも容易に想像できる
ことだろう。
同性愛結婚なんて認めるわけには絶対いかない。そんなことしたら折角の享楽
が日常の泥にまみれることになるではないか!

私は声を大にして云いたい。彼が同性同士の結婚に反対したことはあるいは政
治家として間違った行為だったかもしれない。しかしだからと言って、彼が偽善者
だと決め付けてはいけない。彼は一度認めた罪状を保身のために後に否定した、
しかしだからと言って彼を不正直な人間だといってはいけない。何故なら彼は
逮捕の瞬間、神への背信の為地獄に突き落とされるという、最高のマゾヒズムに
酔っていたのだろう。そんな状態の人間を追い詰めるほうこそ卑怯というものだ。

偏狭なキリスト教信者が隠然たる勢力をもっているアメリカ社会では、神の名の
下に彼は有罪になるかもしれない。しかしアメリカが真に自由を希求する国家で
あるならば彼は人智の名の下に無罪とするべきである。
彼は偽善者でも罪びとでもない。ただの変態である。

by shanshando | 2007-08-31 14:31 | ■原チャリ仕入れ旅■


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