かやのしほさんと言う写真家がいる。
小柄な体にエネルギーを満ち溢れさせたような人で、
とにかく旺盛に自作の展示をおこなっている。
私がはじめて見たのは高円寺にある「白と黒」という写真バーで去年暮れ
にやっていた展示で、今年は2月中やはり高円寺の小杉湯という銭湯の
ギャラリーで展示している。
年に4回は展示をしたいというのが方針で、それは只回数やればいいと思
っているのではなく、ある種の回転数というか速度の中でしか顕せない表
現者としての生き方…というようなことであるらしい。
作品のファイルをみると作風は多彩というか、さまざまな方向に好奇心の
網を広げていることがわかる。
写真家をめざす若い人は多いけど、彼女のもっている世界に対する貪欲さ
はちょっと凄いなと思って、声をかけたところ6月半ばから上々堂で展示を
することになった。
6月は桜桃忌もあって、三鷹下連雀近辺はいろいろ華やぐ、
他人の命日で華やぐというのはちょっと変だけど…