上々堂(shanshando)三鷹

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2008年 02月 22日

売茶翁

先日出張買取で伺った御宅で和物の図録をまとめて売っていただいた
中に「売茶翁集成」という大冊があった。
「バイチャオー??Drスランプの中国語版かな?」などと全く受けそうもな
いギャグを飛ばしてみたら、案の定受けないので速攻市場に出品してし
まった。受けなかったギャグの記憶は職場に暗いしこりを残す。
出品してからどうしてもこの「バイチャオー」が気になってしょうがない。
市場に戻って買い戻そうか?まさかねー。
しょうがないからネットで調べてみると結構いっぱい情報が出てきた。
ユーメーなのだ「バイチャオー」は、ユーメーだから多分みんな知ってい
るだろうけれど、せっかく調べたから書いてしまうのだ。

高遊外売茶翁は江戸時代の人で煎茶道の中興の祖と呼ばれている。
医師の子に生まれたが少年期に父親をなくして出家、黄檗の禅僧となり
修行するが、57歳で思い立って還俗、市井に出て人に茶を飲ませて
生計を立てるという。今のカフェのはしりのような事をやった人だ。
その営業方針はじつにおおらかで
「茶銭は黄金百鎰半文銭までくれ次第、ただ呑みもも勝手、ただよりは
まけ申さず」というから、よーするにいっぱいお金くれるんだったら断ら
ないけど、まぁただならただでもいいよ。というわけだ。
当時の寺院はお布施の制度が確立されつつあって、そーいうのってさぁ、
お釈迦ちゃんの教えとちょっと違うんやないの?と思っていたわけだ。

仏教という宗教は世界宗教の中でも一番融通無碍というか、原理原則
なんてまぁどーでもいいじゃん。というありありの宗教でたとえば葬儀な
んかも本当は坊主はあんなことやっちゃいけない。とお釈迦ちゃんが言
ってたのに、室町の頃に時宗の坊主たちがアルバイトで始めたのを、み
んな真似しちゃって、今のようになったらしい。

宗教についちゃ世界の紛争の火種にもなっているから、あんまり原理に
忠実すぎてがちがちなのもこまる感じだけど、おいおい其処までいい加
減でいいのかよっていうのもどんなもんだい?

地縁もあって上々堂では瀬戸内寂聴がよく売れるけど、なんだか私は
もひとつだ。
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by shanshando | 2008-02-22 15:49 | ■原チャリ仕入れ旅■


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