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上々堂(shanshando)三鷹

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2008年 03月 05日

ジェット帰宅構想

なにをそんなに急ぐんだと言われるかもしれないが、なんとか
帰宅時間を短縮できないかと考えた。
別にマイホーム主義とかではなく、むしろ途中で一杯やって帰
る時間でもあれば是非やりたいのだが、なにしろ貧乏暇なしで
金にも時間にもそんな余裕はない。

店は午後からだから店番のスタッフはみな午後出勤だが、私は
一人午前中から買取や市場に走っていて、午後からはどちらか
の店で店番だから、深夜までの営業はほんとうにキツイ。
夜入るのは上々堂で、この前までは深夜11時までの営業を復活
させていたが、結局人件費に見合うほどの成果はなく、今はまた
週末の金土だけ11時までに切り替えた。

…といってもスタッフでなく私がいる火水は、さぁもう9時だから閉
店です。という訳にもいかず。結局10時過ぎまで開けている事が
多い。開けてればポツポツでも人は来るし、査定や市場の準備など
やらなければならない仕事も多い。
疲れてもうヘトヘトの上寒かったり、花粉の影響がきつかったりする
と、もうバイクに乗って帰る気力も失せるし、かといって電車では
尚時間がかかって疲れる。

バイクを発進させれば家まで所要時間は訳17.8分で、それぐらい
の通勤時間を嘆いていたのでは、長距離通勤している人に叱られ
そうだが、なにしろ休日もなにかと休めないので、疲労はすでに限界
に達している。

麻布十番で道具屋を営んでいる友人は、店内に隠し部屋というか、蚕
棚のようなものを拵えてそこで寝ていたし、中野でカフェを営んでいる
友人は同じビル内の物置に寝泊りしていたが、その気持ちはよく解る。
自営業というのはどうかすると起きている時間のすべてが仕事時間に
なりがちで、どうせ帰ってもまた目が覚めたら仕事しなきゃならないん
だから、わざわざ家に帰る意味がわからない………イヤしかし、本当に
職住一致にしてしまったらまったく身体が休まらず死んでしまうかもしれ
ない。

こんなことを愚痴ると勤め人をしている友人は、「そこまでがっついて
稼がなければいいじゃない。」とお気楽なことをいうが、冗談ではない。
そこまでして漸くなんとか店の家賃と人件費が稼ぎ出せる程度なのだ。
一国一城とか独立自衛とかいっても、結局同じ仕事をするなら使われ
てる方が絶対楽だ。

まぁ愚痴もいい加減にしないと、余計疲れるので本題に戻るが、とにかく
仕事が終わったらなるだけスムーズに帰りたい。
凍えたり、二分に一回くしゃみしながらバイクを走らせたりしていると、余計
時間もかかるし、第一危ない。
なにか妙案はないかと考えていて昨夜3時ごろハタと思いついた!
(何故そんな時間なのかというと昨夜はワーキングハイ状態でなかなか
眠れなかったのだ。)
はっきり言ってこれは相当な名案だと思う。何しろ夢があって、絵柄が美し
い!

まず上々堂と自宅の直線距離を測る。仮にこれが5キロだったとしよう。
この場合、上々堂の上に地上高2.222キロメートルのタワーを作り、
そこから強化アクリル製のパイプで滑り台を自宅までつなげるのだ。
この比率だと私の計算に間違いがなければ傾斜角は20度になり、まぁ
穏やかな滑降が期待できる。
直線距離だと途中井之頭の森や吉祥寺の街を横切るはずで、滑ってい
る気分は中々のもんだろう。
月の夜は勿論、雨の日も外の景色が潤んで見えてなかなか美しいに違
いない。
井之頭の森では象を初めととした動物たちが上空を滑空して行くおじさん
を見つめ、吉祥寺の街では地上を這い回る庶民諸君が羨ましげに見とれる。

タワーの上までは帳場から直接上がれる高速エスカレーターが運んでく
れるし、自宅での着地地点を湯船にしておくのもいいだろう。
私は店のシャッターを閉めるとやおら衣服を脱ぎ捨て、真っ裸で武蔵野の
空を飛んでいく、家に着いたらそのままお風呂にジャボーン!!
あっでも昨日みたいにお風呂の湯が冷めて水になってたらどうしよう?
心臓麻痺で死んじゃうかも?!?!

あーあ馬鹿なこと考えてないで、今日は上々堂に着く前にトイレットペーパー
買わなきゃいけないんだった。やれやれ

by shanshando | 2008-03-05 15:50 | ■原チャリ仕入れ旅■


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