上々堂(shanshando)三鷹

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2008年 03月 21日

大人は本当にかしこいのか?

私だけじゃないと思うけど、子供の頃は大抵の大人が聡明なんだと
信じていたように思える。
この場合の聡明はべつに相対性理論が理解できるだろうとか、そう
いうんじゃなくて、世間知というか、普通程度に世の中を渡るための
知識や知恵をもっているんだろうと信じていたのである。
父親や母親と居るかぎり、よその人も怖くないし、いろんな場面に遭
遇しても心配する必要はないと信じていたのだ。
なにしろ親の庇護が基本的には唯一のよすがなのだから、そう思うの
も無理はない。
ところが自身が成長するにしたがって、それが実は根拠のない妄信で
あったことに気づき始め、大方は成人するまでに全然そんなことはなか
ったと確信するに至るのだ。

むしろ世の中の大多数の大人は、お人よしで頼りないか、邪悪なものを
内心 に秘めていて信用できないかのどちらかに分類できると思う。

先日ある知り合いの携帯がトラブルを起こした話を聞いた。
彼はずっとソフトバンクのユーザーで、同社の携帯を使用している人なら
わかると思うけど異常に迷惑メールの受信が多い。防ぐ方法もあるらしい
が有料であったり、まともなメールの受信にも支障があったりするので、
困りながらも使用しつづけていると、迷惑メールがサーバーに溜まりすぎて
種々問題がおきたり、機械本体のメモリもいっぱいになってしまって、電波
の受信状態にも障害がでるようになってきたので、余儀なく新機種に買い換
えた。ところがこの新機種が使用し始めて数週間で夜間異常発熱しだし、彼
はあわや火傷するところだった上に、テーブルの一部を焦がしてしまった。

考えてみれば不幸中の幸いだったとも言えるのは、同社の機種では同様の
ケースで小火騒ぎが起きたこともあると聞くので、テーブルの焦げと軽度の
火傷は小難だったと思えば思えなくもない。
もし熟睡していて気づかなかったら彼は今頃天国にいるかもしれないし、住
居はアパートだから近隣の人にも迷惑をかけていたかもしれない。

翌日その話を聞いた私はすぐに購入店に苦情を言わなければ駄目だと言った
のだがお人よしの彼は、とりあえず大事に至らなかったのだし、データは買い換
える以前の旧機種にうつしたし、仕事が休める日にでも言って相談するよ。
などと悠長なことを言っている。あわや人死にが出たかもしれないのに、この落
ち着きはなんだろう?

彼は人柄が優しく、人と争うことを嫌う。まぁ一般的に言えばそれは美質なのだろ
うがあわや災害につながりかねない事態に出会ってのこういう悠長はむしろ悪
だと思うのだ。私なら裁判にだってしかねない。

それでも私が煩く言ったものだから、結局仕事の休み時間にショップにいったの
だが、とりあえず工場に修理に出すからその費用は負担するようにと言われて帰
ってきたという。
まぁソフトバンクという会社の悪質さは以前他でも聞いていたのでその厚顔の極
みとも言える対応にも私は驚かなかったが、驚いたのはそのやくざのような言い
草を左様ごもっともと聞いてきた友人の人の良さというか、通り越して間抜けとも
いえる態度だ。

以前にも書いたやくざ同然の不動産屋どもが、長年借主から騙し取ってきた引越
し時の部屋の清掃費用の件といい、世の中にはお人よしとそれを食い物にする悪質
業者がひしめいているといって間違いない。
悪質なやつらが世の中から糾弾されるのは当然だが、人がいいというか無知の
せいもあって騙されてばかりいる人もなんとかせねばならないんじゃないか?

まぁ考えようによれば、いつの世も踏みつけにするやつと、されるヤツが存在して、
されるやつが泣き寝入りすることでバランスを保ってきたともいえるわけだが、される
やつにも庇護しなければいけない対象があることを思えば、「あの人は本当にいい人
だから…」とも笑っていられない。

子供の頃全幅の信頼をよせていた大人たちが意外に頼りなく、しかしそれはまぁ世故
に長けていることばかりが良い大人の条件だとは限らないし、自分自身も勿論頼りない
部類に入ると思っているので失望も絶望もしないが、ここでふと思うのが政治家のこと
である。
子供の頃大人が大人であるというだけで信頼できると信じ込んでいたように、昔も今も
政治家になるような人はそれだけの資質をかねそなえているという迷信が私たち国民
のなかにあるのではないか?
テレビのなかで役人の作った答弁書を棒読みしている政治家たちは、少なくとも(たとえ
その答弁書を自分で作る能力は持っていないにしても、)読んでいる事の内容くらいは
理解して喋っていると信じたいが、この前の首相であったA氏とか元彼の出身派閥のドン
で自身も恐ろしいことに総理大臣を務めたことがあるM氏のように、あきらかに一般的
な国民の水準から見ても知力や能力に問題があると思わざるを得ない人が実在すると
いうことは、国民として戦慄するよりほかにない事態だといわざるを得ない。
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by shanshando | 2008-03-21 15:01 | ■原チャリ仕入れ旅■


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